小曲トップページ おすすめクラシック モーツァルト シューマンの交響曲 ハイドンの交響曲 組曲 楽しくクラシック 管理人紹介

おすすめのクラシック小品100

愛すべき小さな名曲を味わう.
是非聴いておきたいクラシック音楽の小曲を
おすすめmp3と一緒にご紹介します.


おすすめクラシックモーツァルトを聴くハイドンの交響曲シューマンの交響曲おすすめのクラシック組曲楽しくクラシック


「エグモント」序曲(ベートーヴェン)


《エグモント》 作品84-序曲: 《エグモント》 作品84-序曲

ベートーヴェン作曲の、劇付随音楽「エグモント」から序曲(作品84)のご紹介です。

「エグモント」はゲーテの戯曲であり、英雄であるエグモント伯ラモラールの闘いと死を描いていますが、この死は”自己犠牲としての死”として英雄的な賞賛を浴びるというもの。

序奏と主部は暗い情熱に満ちていますが、コーダ(結尾部)では一転して「勝利のテーマ」による明るく肯定的な終結に至るということで、彼の交響曲第5番「運命」に似た流れになっています。

曲は、序奏を持つソナタ形式ですが、コーダは上述したように独立したような位置づけになっています。
 序奏は2分の3拍子の重々しいテンポ。長い主音に続いて重々しい和音の動きで始まります(下譜A)。悲壮的なフレーズの後でもう一度同じような動きになり、慰めを与えるような経過句となります(下譜B)。この動きが繰り返されながら次第に速度を上げてそのまま主部に突入します。
 主部はアレグロの4分の3拍子。高音弦の音の下をチェロが低音部で下降していく第1テーマが現れます(下譜C)。これがねちっこく盛り上がっていくと今一度全奏で第1テーマが鳴り響きます。そこから長調に転調していき、変イ長調で第2テーマが奏されます(下譜D)。この第2テーマの構造は序奏での冒頭のフレーズを変形したものと言ってもいいでしょう。展開部、再現部を経て金管楽器のファンファーレを含む思わせぶりな経過部分からコーダに移行します。
 コーダはアレグロ・コン・ブリオと威勢のいいテンポの4分の4拍子。ハ音を主とした保続音型に乗って弱音で颯爽とした導入句から始まり(下譜E)、一気に盛り上がってついに勝利のテーマが強奏で飛び出します(下譜F)。ここでの爽快感は格別。この流れをまた加速するような弾むような経過句(下譜G)も挟みながら明るい終結へと向かっていきます。

楽譜A(序奏冒頭)
エグモント序曲序奏冒頭

楽譜B(序奏経過句)
エグモント序曲序奏経過句

楽譜C(主部第1テーマ)
エグモント序曲主部第1テーマ

楽譜D(主部第2テーマ)
エグモント序曲主部第2テーマ

楽譜E(コーダ導入句)
エグモント序曲コーダ導入句

楽譜F(コーダ勝利のテーマ)
エグモント序曲コーダ・勝利のテーマ

楽譜G(コーダ経過句)
エグモント序曲コーダ経過句

曲を試聴されたい方は以下でご確認ください.
(推薦mp3とは演者が違う場合もありますがご了承下さい)

収録CDをお探しの方はこちら でどうぞ.

画像かタイトルをクリックすると、Amazonのmp3ストアの、おすすめ商品説明の画面が開きます.
(番号はおすすめ順です.リンク先で曲の一部を視聴出来ます.)
1.

《エグモント》 作品84-序曲: 《エグモント》 作品84-序曲
2.

劇音楽《エグモント》序曲(ベートーヴェン)
3.

劇音楽《エグモント》作品84 序曲



このサイトに関するお問合せは、メールアドレス endoy@yahoo.co.jp (@は半角で入力してください)へどうぞ.