小曲トップページ おすすめクラシック モーツァルト シューマンの交響曲 ハイドンの交響曲 組曲 楽しくクラシック 管理人紹介

おすすめのクラシック小品100

愛すべき小さな名曲を味わう.
是非聴いておきたいクラシック音楽の小曲を
おすすめmp3と一緒にご紹介します.


おすすめクラシックモーツァルトを聴くハイドンの交響曲シューマンの交響曲おすすめのクラシック組曲楽しくクラシック


ペルシャの市場にて(ケテルビー)


ペルシャの市場にて(ケテルビー)

イギリスの作曲家、アルバート・ウィリアム・ケテルビーの管弦楽曲、「ペルシャの市場にて ( In a Persian Market )」のご紹介です。
 ケテルビーは、どちらかというと演奏者としての現場叩き上げの作曲家であり、軽音楽の分野で有名になってしまったことで、本格的なクラシック音楽作曲家として認められるのには1980年代までかかりました。東洋趣味的、すなわちオリエンタリズムの雰囲気の漂う音楽を得意としており、この曲もその中の一つです。

ペルシャ(つまり今のイラン)の雑多的な市場を通り過ぎる時のイメージを音楽化しており、中東の景色を情緒的かつ即物的に感じることが出来ます。きっと学校の音楽の時間でも一度耳にしたことがあるはず。

曲は、「物乞いのテーマ」と、「部族のお姫様のテーマ」との2つのテーマを軸にした自由な形式になっています。「物乞いのテーマ」は合唱が加わることが多いです。(その歌詞はといえば、おおよそ「旦那様、お恵みを!」「邪魔だ、どけどけ!」といった身も蓋もない内容です。)
 キャラバン(隊商)が砂漠から市場へ入ってくる様子を軽妙なモチーフで表現した序奏で始まります(下譜A)。それが形を変えて繰り返されながら高揚していき、「物乞いのテーマ」が重々しく迫力をもって登場します(下譜B)。ここの部分が一番有名なところでしょう。
 一段落すると柔らかい音調になり、「部族のお姫様のテーマ」が静かに優美に始まります(下譜C)。音形的には単純でありながら耳に残る心地良い旋律。それが何度も奏されてオーケストラ中を覆い尽くしていきます。
 そして舞曲調な接続部に入ります。様々な音楽が通りすぎていく楽しさ。そして「物乞いのテーマ」と「部族のお姫様のテーマ」が再現されます。
 曲は終結部に入り、冒頭の軽妙なモチーフが戻ってきます。そして名残惜しむかのようにもう一度「部族のお姫様のテーマ」を回想した後で、冒頭のモチーフを用いた弱奏で曲を閉じます。

楽譜A(序奏)
ペルシャの市場にて序奏

楽譜B(物乞いのテーマ)
ペルシャの市場にて物乞いのテーマ

楽譜C(部族のお姫様のテーマ)
ペルシャの市場にて部族のお姫様のテーマ

曲を試聴されたい方は以下でご確認ください.
(推薦mp3とは演者が違う場合もありますがご了承下さい)

収録CDをお探しの方はこちらでどうぞ.

画像かタイトルをクリックすると、Amazonのmp3ストアの、おすすめ商品説明の画面が開きます.
(番号はおすすめ順です.リンク先で曲の一部を視聴出来ます.)
1.

ペルシャの市場にて(ケテルビー)
2.

ケテルビー: ペルシャの市場にて
3.

Ketelbey: In a Persian Market



このサイトに関するお問合せは、メールアドレス endoy@yahoo.co.jp (@は半角で入力してください)へどうぞ.