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弦楽四重奏第12番「四重奏断章」(シューベルト)


Schubert: String Quartet No.12 in C minor, D.703 - "Quartettsatz" - Allegro assai

シューベルトの未完成曲の一つ、弦楽四重奏第12番「四重奏断章 ( Quartettsatz ) 」のご紹介です。
 第1楽章だけが完成され、第2楽章は数小節のスケッチだけが残された未完成曲ながら、シューベルトが後半生に移った転換時期の作品であり、完成度や充実度がそれまでの弦楽四重奏曲よりも格段の進歩を遂げています。小品とは言いながらもがっしりとした骨がある曲です。
 実は、作曲時のシューベルトは自作の評価の低さや楽譜出版の不調によりとても落ち込んでいました。今となっては名曲とされる曲も多かったのですが、名がそれほど売れていなかったために袖にされたことが随分あったようです。そういった中での感情の揺れが曲の迫力となって表れているのではないでしょうか。

曲は、8分の6拍子、テンポはアレグロ・アッサイ(とても快速に)と指定されています。かなり変形されたソナタ形式です。
 主調はハ短調。第1ヴァイオリンによる細かな不安な動きが次第に全楽器に広がって一度頂点に達して舞い降りてくるところまでが序奏で(下譜A)、次に現れるゆらゆらと上下する楽句が第1テーマになります(下譜B、ただしこれは再現部では現れません)。しかし音型的な親近性があるので序奏とは言え第1テーマの一部と考えるべきでしょう。ただそれがちょっと展開すると変イ長調に転調していかにもシューベルト的な楽しげな第2テーマが奏されます(下譜C)。これがオクターヴ上で繰り返されると再び冒頭のような細かい動きが戻ってきて少し長めの小結尾(コデッタ)になります。ここでも親しみやすいメロディーや(下譜D)、第1テーマの動きに似たひらりひらりと花びらが舞い落ちるようなフレーズが色を添えます(下譜E)。展開部では動機の展開よりも感情的な部分が目立ちます。再現部はいきなり変ロ長調、次に変ホ長調で奏される第2テーマから始まります。そして小結尾になったあと、ハ長調で落ち着きそうになりますが、再び冒頭の楽句がハ短調で入ってきて決然と曲を終わります。

楽譜A(第1テーマa)
四重奏断章第1テーマa

楽譜B(第1テーマb)
四重奏断章第1テーマb

楽譜C(第2テーマ)
四重奏断章第2テーマ

楽譜D(コデッタテーマa)
四重奏断章コデッタテーマa

楽譜E(コデッタテーマb)
四重奏断章コデッタテーマb

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1.

Schubert: String Quartet No.12 in C minor, D.703 - "Quartettsatz" - Allegro assai
2.

Schubert: String Quartet No.12 in C minor, D.703 - "Quartettsatz"
3.

String Quartet No. 12 in C minor, "Quartettsatz": Allegro assai



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