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交響詩「死の舞踏」(サン=サーンス)


Saint-Saëns: Danse Macabre, Op.40

フランスの作曲家サン=サーンス作曲の交響詩「死の舞踏」( Danse macabre )のご紹介です。描写的で構成がわかりやすいことから、彼の交響詩の中で最もとり上げられるものでしょう。

「死の舞踏」はフランスの私人アンリ・カザリスの詩を元にしていています(詩の内容はこちらを参照)。「死の舞踏」という言葉自体は、中世末期、14世紀から15世紀にかけてヨーロッパで流行した美術の様式があります。そこでは死の恐怖を前に、老若男女、身分や貧富の差が無く全ての人が半狂乱になって踊り狂った末に死に至る様が描かれ、止まない戦争や疫病流行の中で絶望した人々の死生観が漂っています。

この曲は、先の詩の流れに沿って、夜中の12時の時計の音とともに骸骨たちが現れて踊り始め、次第に激しく狂乱状態になっていきますが、夜明けを告げる雄鶏の声でにわかに墓に舞い戻って静まる様子をわかりやすく描写しています。

楽器用法上の面白さとしては、独奏ヴァイオリンが調弦を通常の(G, D, A, E)ではなくて(G, D, A, E♭)に調弦しており(こういうのを変則調弦といいます)、このために曲の最初の方のフレーズ(下譜A)が開放弦で演奏しやすくなっていることです。

余談ですが、彼自身の組曲「動物の謝肉祭」の「化石」でこの曲の一部が使われていることも有名です。

曲は、12時の鐘の音に模したハープの音で始まります。低音弦によるピチカートによる不気味な蠢きに導かれて、独奏ヴァイオリンが唐突に骸骨の踊りの開始を告げます(下譜A)。
 中心となるテーマ1がフルートで続きます(下譜B)。リズムの繰り返しと半音下がった第2音が特徴的です。やがて次のテーマ2が独奏ヴァイオリンで現れます(下譜C)。この2つのテーマが相互に現れて組み合わされつつ踊りは徐々に動きを増します。その中でテーマ2の変形を用いたフガートが変化を与えています(下譜D)。踊りが進んでいくと急にとぼけたテーマ3が空虚感を演出します(下譜E)。最後にはこれらの材料により激しくなり狂乱状態になってテンポを上げていきます。もはや収拾のつかない状態。そこで突然雄鶏の声が響きます(下譜F)。踊りは急激に勢いを失います。独奏ヴァイオリンでの悲しげなフレーズで未練を残しつつテーマ1が微かに現れて静かに曲を閉じます。

楽譜A(骸骨の踊りの開始)
死の舞踏踊りの開始

楽譜B(テーマ1)
死の舞踏テーマ1

楽譜C(テーマ2)
死の舞踏テーマ2

楽譜D(テーマ2によるフガート部)
死の舞踏テーマ2によるフガート部

楽譜E(テーマ3)
死の舞踏テーマ3

楽譜F(雄鶏の声)
死の舞踏雄鶏の声

曲を試聴されたい方は以下でご確認ください.
(推薦mp3とは演者が違う場合もありますがご了承下さい)

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1.

Saint-Saëns: Danse Macabre, Op.40
2.

Saint-Saëns: Danse macabre, Op.40
3.

Saint-Saens: Danse Macabre



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