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モーツァルトを聴く

哀しむモーツァルト

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その3 完成されることのないレクイエム(K.626)

死の床のモーツァルト

遺作(K.626)となった「レクイエム(死者のためのミサ曲)」ニ短調。モーツァルトはこの曲を全曲完成させることなく35歳でこの世を去りました。

かといって途中までモーツァルトが全部自分で作曲していたかというと実はそうでもなく、第1曲だけはかろうじて完成させたものの、既に体の衰えが著しかったために弟子に手伝ってもらいながらの創作だったようです。

モーツァルトの死後、貧窮のままに6人(!)の子供と共に残された妻のコンスタンツェは、作曲料を前金で渡されていた手前もあり、楽曲の完成のために手を尽くしました。弟子のジュスマイアが補作した一番知られているジュスマイア版の他、バイアー版などメジャーなものでも6種の版がつくられています。

以上のように複雑な事情を抱えており、演奏者によって楽譜の版や演奏形態なども種々異なるため、まずは定番的なものを聴いていきながら聴く側でスタイルを選ばざるを得ないところが悩ましいところです。まさにこの曲自体が、モーツァルトから我々に託された永遠の課題なのだ・・・というのは言い過ぎでしょうか。

ジュスマイヤ版を基準にすれば全部で14曲から成ります。各曲の詳しい説明は専門書に委ねたいと思いますが、冒頭の静かな導入から突然の強奏で魂を揺り起こされた瞬間から、我々はモーツァルトの哀しみの世界にどっぷりつかってしまうのです。
 さらにこの曲の背景に興味を持たれる方は、Wikipediaのレクイエム (モーツァルト)をおすすめします。

曲を試聴されたい方は以下でご確認ください.
(推薦CDとは演者が違う場合もありますがご了承下さい)

レクイエムからラクリモーサ(Lacrimosa)

3つのCDをご紹介します。まずはこれらの演奏から聴き始めてはいかがでしょうか、という「きっかけ」としてどうぞ。

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1.
モーツァルト:レクイエム
モーツァルト:レクイエム
2.
モーツァルト:レクイエム
モーツァルト:レクイエム
3.
モーツァルト:レクイエム
モーツァルト:レクイエム

 1.はカール・ベームがウィーンフィルを指揮するこの曲の定番ともいえる名盤。ゆったりとしたテンポで重厚な演奏を聴かせてくれます。ジュスマイア版を使用。

 2.はリッカルド・ムーティ指揮ベルリンフィルでこちらは現代的な輪郭の明確な演奏。レクイエムの後に「アヴェ・ヴェルム・コルプス」がカップリングされているのが絶妙。

 3.はアーノンクール指揮でバイヤー版を使用している。彼としての2番目の録音でライブの緊張感もあり、自賛するほどの完成度。