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その7 楽譜で回文をつくった!?

鏡の二重奏の楽譜

今回は、実にユーモラスな曲のご紹介です。
 実は現在はモーツァルト作ではなく偽作であることが定説とされていますが、いかにもこういう曲をつくっただろうと思わせるのが、遊び心のあるモーツァルトらしいところなのです。

なんと楽譜で回文をつくったと言われているのが左の楽譜。「鏡(の二重奏)」と呼ばれている曲です。

回文とは、前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉になる文章で、例としては、「「竹藪焼けた(たけやぶやけた)」や「確かに貸した(たしかにかした)」が挙げられます。

さて、ここで左の楽譜を見てみると、上にも下にも速度記号(Allegro)があって不思議な感じです。上から読んでみても下から読んでも演奏可能です。しかしよく見てみると実は同じ曲にはなりません。だから厳密には回文ではないのですが、この楽譜の面白さは別なところにあるのです。

なんとこの楽譜を挟んで向かい合った2人が逆方向からヴァイオリンを演奏するとちゃんと音楽になっているところがスゴイのです。

さすがに単調なのは否めないものの、互いに絡み合う部分もあったりして楽しい小品になっています。

楽譜が読める方は、”ははーん”と思うかもしれませんが、この曲を実現しているタネはト長調という調性にあります。主和音、下属和音、属和音をひっくり返してもそのどれかに必ずなってしまうのですね。

残念ながら、CDやmp3として収録したものは(偽作とされているだけあって)見つかりませんでした。下にYoutubeから見つけた動画を貼りましたので、曲の雰囲気を感じて下さい。
 楽譜(無料)はここ(IMSLP)にあります。

曲を試聴されたい方は以下でご確認ください.

鏡(の二重奏)