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シューマンの交響曲を聴く

2010年に生誕200年を迎えた音楽家シューマン.
シューマンの交響曲に焦点を当てて
各曲とおすすめCDを一緒にご紹介します.


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シューマンの交響曲を聴く:交響曲第1番「春」

交響曲第1番 変ロ長調 作品38 「春」

華やかで楽しい春の宴のような若々しい交響曲

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『春』という愛称の通り、晴れがましく楽しい、彼の最初の交響曲です。どこか素朴で馬鹿正直なところがあって憎めません。

4つの楽章から成っています。
 第1楽章は、金管楽器によるファンファーレで開始されます(下譜参照)。まさに春を告げる自然の雄叫びのようです。

春序奏テーマ

それがゆっくりとしたテンポで徐々に盛り上がっていき、飛び跳ねるようなリズムで快速な主部の第一テーマに突入していきます(下譜参照)。序奏のモチーフのリズムを半分にしたリズムであることに注目。まさに春の雰囲気そのものです。展開部でテーマに重なるゆったりとした短調の旋律が春特有のアンニュイな感じをうまく出しているのではないでしょうか。コーダに新しいモチーフを出してみたりちょっと芝居がかった感じが微笑ましい。

春第1楽章第1テーマ

第2楽章は室内楽的でシューマンの独壇場。息の長い耽美な旋律が全体を支配します。
 第3楽章のスケルツォはいきなり短調で始まる引っかかるような出だしはびっくりさせますが、あとの優美な展開は流石といったところです。トリオ(中間部)は2種類あります。
 第4楽章はバイオリンの大袈裟な前振りの後で、細かくキビキビとした第1テーマがウキウキ感を醸し出しています(下譜参照)。春風の中を妖精が飛び交っているような・・・といったらちょっと言い過ぎでしょうか。こういうテーマを最終楽章にもってくるのがシューマンらしいところ。第2テーマは唐突に短調で開始しますが、すぐに明るい雰囲気に飲み込まれてしまいます。

春第4楽章第1テーマ

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どんな曲か試聴したい方へ。第1番から第4楽章です。(Youtube)





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