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シューマンの交響曲を聴く

2010年に生誕200年を迎えた音楽家シューマン.
シューマンの交響曲に焦点を当てて
各曲とおすすめCDを一緒にご紹介します.


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シューマンの交響曲を聴く:交響曲第2番

交響曲第2番 ハ長調 作品61

繊細さと豪放さの狭間で葛藤するシューマンそのものの交響曲

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この曲は、地味な彼の交響曲の中でも最も目立たなくて演奏機会にも恵まれていません。しかし私は、シューマンのたぐい稀なる楽想が次々と湧き出る様を眺められるこの曲は大好きです。なまじ堅苦しくかしこまった交響曲とはちょっと一線を画した、大きな室内楽としての楽しみといったらいいでしょうか。

第1楽章の冒頭の序奏は、4分音符の単調で緩やかな歩みが続きます。実はそれに隠れて金管楽器で示されるモチーフ(下譜参照)が重要なのですが最初はほとんど目立ちません。これがなんとも奥ゆかしいというか・・・

交響曲第2番第1楽章序奏モチーフ

やがて付点のリズムがついて加速していくと、急速な主部に入ります。メロデイーというよりはリズムに重心を置いたような第1テーマ(下譜参照)はほとんど確保されることなく次々と違う楽想が連なります。この辺はモーツァルトの『パリ』交響曲にも通じるかもしれません。全体はソナタ形式を自由にした雰囲気で進んでいきます。最後は、先のトロンボーンのモチーフを強奏しながら付点リズムの全奏で締めくくります。

交響曲第2番第1楽章第1テーマ

第2楽章は、2拍子のスケルツォです。無窮動のように動き回るテーマ(下譜参照)が中心の主部と、対照的な2つのトリオが楽しいです。最後は驚くほど潔く終わります。

交響曲第2番第2楽章テーマ

第3楽章はまさに室内楽のような繊細な表情をもつ緩徐楽章。シンフォニーであることを忘れそうです。

第4楽章のフィナーレは、音階上昇で勢い付けする短い序奏(下譜A)の後、いきなり付点リズムのテーマ(下譜B)で縦横無尽に跳ね回ります。急速でありながら楽想はゆったりとしており、これまた自由な形式で続きます。一度終わった感じになりますが、ここから第二部に入ります。短調の新しいテーマ(下譜C)で静かに始まりますが次第に勢いづいて、最後は第1楽章の序奏のモチーフをも含めて盛り上がり大団円を迎えます。

楽譜A(第4楽章序奏)
交響曲第2番第4楽章序奏

楽譜B(第4楽章テーマ)
交響曲第2番第4楽章テーマ

楽譜C(第4楽章第2部テーマ)
交響曲第2番第4楽章第2部テーマ

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どんな曲か試聴したい方へ。第2番から第4楽章です。(Youtube)





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