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シューマンの交響曲を聴く

2010年に生誕200年を迎えた音楽家シューマン.
シューマンの交響曲に焦点を当てて
各曲とおすすめCDを一緒にご紹介します.


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シューマンの交響曲を聴く:交響曲第3番「ライン」

交響曲第3番 変ホ長調 作品97 「ライン」

最も有名かつ雄大な響きを持つ傑作の交響曲

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この曲のニックネームは、シューマンの名付けたものではありませんが、ライン川沿いを観光したりする中で霊感を受けたのは確かなようです。シューマンの交響曲の中でも最も有名かつ雄大な響きをもっており、傑作といえると思います。楽章数が通常より1つ多い5楽章であることも特徴です。

この曲は、シューマンがベートーヴェンの交響曲第3番『英雄』を聴いて感動し、それに導かれるように作曲したとのことですが、自身のロマンティックな作風のためか、英雄というよりも、たくましい女神像のような曲になってしまったのはなんとも御愛嬌です。そこのところがまたシューマンらしくて大好きなところなのですが。

第1楽章は、いきなり全奏で第1テーマが響き渡ります(下譜A)。二拍子のように聞こえますが、シンコペーションした急速な三拍子です。勢い良く流れる川を感じさせます。しかしすぐにメランコリックな第2テーマ(下譜B)がト短調で歌われます。この辺の気まぐれさがシューマンのシューマンたる所以でしょうか。あまりにもよどみが無い流れがまた彼独特の曖昧で流動的なスタイルをつくっています。

楽譜A(第1楽章第1テーマ)
ライン第1楽章第1テーマ

楽譜B(第1楽章第2テーマ)
ライン第1楽章第2テーマ

展開部は、ベートーベンのように主題を分解しながら徹底的に展開していくのとは違って、同じ流れを調性を変えて繰り返すのが中心になっています。ホルンが第一主題の出だしを朗々と吹き始めるころから再現部への準備が始まります。短調と長調とで主題を繰り返しながらクレッシェンドしていってついに再現部へ突入する箇所は、この交響曲の聴きどころでしょう。

第2楽章は、ゆるやかな舞曲風の曲。中低音の楽器を中心とした民謡風で素朴なテーマ(下譜参照)の雰囲気が全体を包み込んでいます。クライマックスにはホルンが大活躍します。

ライン第2楽章テーマ

室内楽風の第3楽章。ほとんど弦楽と木管だけの囁くような旋律の応酬が続きます。微妙な和声のニュアンスはシューマンの独壇場といったところ。

コラール風で荘重な第4楽章。金管楽器を中心にして、ちょっと古風な感じで大股なモチーフがカノン風に曲は進行します。全体としては次のフィナーレの序奏的な印象です。

第5楽章は祝典的な喜びに満ちたフィナーレ。初めから張り切った第1テーマが弾みます(下譜参照)。展開部は全体が長いクレッシェンドになっており、その頂点で再現部の主題が登場します。最後はファンファーレの連続で輝かしくも賑やかに曲を終わります。

ライン第5楽章テーマ

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どんな曲か試聴したい方へ。第3番「ライン」から第1楽章です。(Youtube)





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