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おすすめのクラシック組曲

あるテーマを元に多彩な楽曲が連なる組曲.
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「アルルの女」組曲(作曲:ビゼー 一部編曲:ギロー)

アルルの女

ビゼーの「アルルの女」組曲のご紹介です。ドーデ原作の戯曲への付随音楽を組曲にしたものですが、ビゼー生前には評判は芳しくなく、死後に再評価されたといいます。

実はこの戯曲の結末は、アルルの女との恋の虜にされた主人公が自殺してしまうという悲劇的なものなのですが、組曲は終始明るく最後は楽しげに盛り上がって終わっており、戯曲とは全く独立した作品と考えたほうがいいようです。全体としてビゼーのわかりやすく美しい旋律に満ちた傑作です。
 第2組曲はビゼーの死後に友人のギローが編曲したものですが、「アルルの女」以外のビゼーの歌劇から楽曲を持ってきており、それがこの組曲の中でも一番有名な第3曲メヌエットだというのが、これまた皮肉なところです。もっともギローの編曲が見事であり、特に第4曲ファランドールの構成が見事すぎるので、ギローが悪く云われることは全くありません。

それぞれ4曲の楽曲からなる第1組曲と第2組曲がありますが、最後のファランドールの華やかさもあって第2組曲の方が若干演奏機会が多いですが、いずれも人気があります。
 ●第1組曲  …(ビゼー自身が組曲にしたもの)
  第1曲 前奏曲
  第2曲 メヌエット
  第3曲 アダージェット
  第4曲 カリヨン(鐘)
 ●第2組曲 …(ビゼーの死後にギローが編曲したもの)
  第1曲 パストラール
  第2曲 間奏曲
  第3曲 メヌエット
  第4曲 ファランドール

この中でも第1組曲第4曲「カリヨン」、第2組曲第3曲「メヌエット」と同第4曲「ファランドール」が秀逸。
 「カリヨン」は、ホルンで強奏される”鐘の音”のフレーズが繰り返されて、その上に音楽がつくられているという技巧的なもの。下の楽譜Aにおいて、上段が主旋律で、下段がホルン等で繰り返されるカリヨンです。中間部は歌謡的な哀しいメロディーが広がります。それがやがて先ほどの鐘のフレーズが入って主部が復帰し最後は華やかに終止します。

楽譜A(第1組曲第4曲「カリヨン」より)
アルルの女第1組曲カリヨン

「メヌエット」は、フルートを中心とした木管楽器とハープによる典雅なメヌエット(下譜B)と、オーケストラが全奏するきらびやかなトリオ(下譜C)とのコントラストが見事。メヌエットに復帰してからのサキソフォーンで奏される対旋律との絡みが夢想的。

楽譜B(第2組曲第3曲「メヌエット」主部テーマ)
アルルの女第2組曲メヌエット

楽譜C(第2組曲第3曲「メヌエット」トリオテーマ)
アルルの女第2組曲メヌエットトリオ

「ファランドール」は、ビゼーがつくった第1組曲の第1曲前奏曲と同じテーマ(下譜D)と、ギローのファランドールのテーマ(下譜E)による、絢爛豪華なフィナーレ的な終曲。終盤で2つのテーマが同時に演奏されるクライマックスはただただ感嘆するばかりです。

楽譜D(第2組曲第4曲「ファランドール」冒頭)
アルルの女第2組曲ファランドール冒頭

楽譜E(第2組曲第4曲「ファランドール」テーマ)
アルルの女第2組曲ファランドールテーマ

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。「アルルの女」第2組曲から第3曲「メヌエット」(Youtube)

さらに「アルルの女」第2組曲から第4曲「ファランドール」(Youtube)


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ビゼー:「カルメン」第1組曲、「アルルの女」第1組曲&第2組曲
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ビゼー:<アルルの女><カルメン>組曲

1.はカラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏による「アルルの女」組曲と「カルメン」組曲第1番。盤石です。

2.はシャルル・デュトワ指揮モントリオール響の演奏。「アルルの女」組曲と「カルメン」組曲の全曲。フランスのオケよりフランス的と評価されるモントリオール交響楽団の鮮烈な美しさが光ります。





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