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おすすめのクラシック組曲

あるテーマを元に多彩な楽曲が連なる組曲.
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組曲「道化師」(作曲:カバレフスキー)

道化師

ソビエト連邦の作曲家カバレフスキーの組曲「道化師」のご紹介です。

運動会での徒競走で必ずかかる音楽といえば、この「道化師」のギャロップでしょう。クシコスポストと双璧ですね。思わず走り出したくなる楽しい曲。
 この組曲の他の曲も聴いてみてはいかがでしょうか。もともと児童劇のための付随音楽としてつくられたため、誰にもわかりやすく親しみやすい曲が揃っています。

ソ連では芸術家への統制も厳しいものがあったようですが、その中でカバレフスキーはうまく立ちまわって大立者だったとのことです。その分ちょっと音楽的には・・・と言われることがありますが、曲自体が楽しめることには変わりありません。特にこの組曲は子どもたちのために作曲したもの。きっと純粋な気持ちでつくられたものなのでしょう。

曲は10の楽曲から成っています。1曲の長さがどれも短いので飽きさせません。

第1曲「プロローグ」は、金管楽器の飛び跳ねるリズムの上に木琴(シロフォン)で明るいテーマが出てきます(下譜A)。初めからなんと楽しい曲でしょうか。

楽譜A(第1曲テーマ)
道化師第1曲テーマ

第2曲「ギャロップ」は、先程触れました通り、まさに全速力で走る速度そのままの曲(下譜B)。やはり運動会を想起させるでしょう。中間部は木琴で張り切ったテーマが飛び出します(下譜C)。

楽譜B(第2曲テーマ)
道化師第2曲テーマ

楽譜C(第2曲中間部テーマ)
道化師第2曲中間部テーマ

第3曲「行進曲」は、勇ましく行進するというよりはちょっとうつむき加減に歩いている感じです(下譜D)。時々全楽器が駆け下りるフレーズがユーモラス。

楽譜D(第3曲テーマ)
道化師第3曲テーマ

第4曲「ワルツ」は、クラリネットがせかせか動きまわるようなフレーズを弦楽器がフォローするテーマで始まります(下譜E)。マイナーなのでちょっと抑制が効いています。流暢なトリオの旋律が印象的。

楽譜E(第4曲テーマ)
道化師第4曲テーマ

第5曲「パントマイム」は、おどろおどろしいテーマで始まります。大げさな身振りでパントマイムを演じている道化師の姿が思い浮かびます。
 第6曲「間奏曲」は、「プロローグ」のテーマを軽めにしたテーマでつくられた本当に隙間を埋めるような曲。
 第7曲「叙情的小シーン」は、この組曲の中でもロマンティックな雰囲気な曲(下譜F)。道化師が夢でも見ているように。

楽譜F(第7曲テーマ)
道化師第87曲テーマ

第8曲「ガヴォット」は、伝統的な舞曲ガヴォットの形式にのっとった、ちょっと他人行儀な感じなテーマで始まりますが(下譜G)、中間部はほんわかした音楽になって癒されます。

楽譜G(第8曲テーマ)
道化師第8曲テーマ

第9曲「スケルツォ」は、急速なせわしないテーマで始まります(下譜H)。それに挟まれる情緒的な2つの中間部がとても美しい。

楽譜H(第9曲テーマ)
道化師第9曲テーマ

第10曲「エピローグ」は、この曲を締めくくるのに相応しい賑やかな終曲。「プロローグ」のテーマが中低音で堂々とした感じで現れます(下譜I)。チョロチョロ駆け上るちょっと気の利いた第2テーマなどを挟みながら、クライマックスに至ります。

楽譜I(第10曲テーマ)
道化師第10曲テーマ

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。組曲「道化師」から第2曲「ギャロップ」です。(Youtube)


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1.

道化師~ロシア管弦楽名演集
2.

Khachaturian: Masquerade Suite; Kabalevsky: The Comedians; Tchaikovsky: Capriccio Italien; Rimsky-Korsakov: Capriccio Espagnol / Kondrashin

1.はキリル・コンドラシン指揮のRCAビクター交響楽団による溌剌とした演奏。今売られているアルバムの中ではこれが一番でしょう。他の作曲家の組曲「仮面舞踏会(ハチャトリアン)」「スペイン奇想曲(リムスキー=コルサコフ)」もカップリング。

2.は1.の海外版。ちょっとお安め。内容は同じなので日本語解説などは要らないよ、という方へ。





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