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おすすめのクラシック組曲

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組曲「動物の謝肉祭」(作曲:サン=サーンス)

動物の謝肉祭

フランスの作曲家、カミーユ・サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」のご紹介です。

サン=サーンスは19世紀と20世紀を跨いで活躍したフランスの作曲家。この組曲はプライベートな夜会のために作曲したもので、他の作曲家の曲のパロディなどの各種オチャラケが満載なこともあって、生前は第13曲「白鳥」以外の出版と演奏を禁じていました。
 それでもこのセンスのよいユーモラスな組曲を放っておくはずはなく、死んだ翌年には演奏されてブレイクしました。

子供向けの音楽教材として、プロコフィエフの『ピーターと狼』やブリテンの『青少年のための管弦楽入門』と並んで演奏される機会が多いのですが、実際の動物園と同じで「大人になったからこそわかる可笑しさ」というものがあるはず。むかし音楽の授業で聴いたよ、という方も今一度聴いてみてはいかがでしょうか。

組曲は14の曲から成っています。曲によって楽器編成は異なります。
 第1曲「序奏と獅子王の行進曲」 …ライオンの唸り声が表現されています
 第2曲「めんどりとおんどり」 …鶏の鳴き声がけたたましい
 第3曲「らば(ロバとも)」 …ロバとは思えない足の速さ
 第4曲「亀」 …「天国と地獄」のフレンチカンカンをわざとゆっくり演奏
 第5曲「象」 …コントラバスがどこかで聴いた旋律を超低音で歌う
 第6曲「カンガルー」 …跳び跳ねるイメージを再現
 第7曲「水族館」 …水中の雅な魚の動きを感じられる
 第8曲「耳の長い登場人物」 …こちらもロバだが「まぬけなロバ」
 第9曲「森の奥のカッコー」 …静かな雰囲気の中でクラリネットのカッコウの声が響く
 第10曲「大きな鳥籠」 …鳥が飛び交うさまをフルートが表現
 第11曲「ピアニスト」 …下手くそなピアニストの指練習
 第12曲「化石」 …サン=サーンス自身の「死の舞踏」を用いて”使い古した”音楽を表現
 第13曲「白鳥」 …この組曲中で一番の名曲。これだけ独立して演奏されること多し
 第14曲「終曲」 …これまでの動物が次々に登場する賑やかなフィナーレ

特におすすめなのは、第7曲「水族館」と第13曲「白鳥」です。
 第7曲「水族館」。グラスハーモニカ(あるいはチェレスタ)の加わった幻想的なメロディー(下譜参照)に、ピアノによるアルペジョが添えられて、水の中の世界を巧みに描いています。夏に聴けば清涼感があるはず。

水族館テーマ

第13曲「白鳥」。ピアノの伴奏にのって、チェロが優雅この上ない旋律を奏でます(下譜参照)。短いけれども調性も揺れ動くなど作曲技巧的に興味深い曲になっています。この曲を終曲前に置くことで、「どうだいオレの才能は」とちょっと鼻高々の作曲者の顔が浮かびます。

白鳥テーマ

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。組曲「動物の謝肉祭」から第7曲 水族館です。(Youtube)

同組曲から第13曲 白鳥です。(Youtube)


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1.

サン=サーンス:交響曲第3番<オルガン>/動物の謝肉祭、他<オルガン>/動物の謝肉祭、他
2.

サン=サーンス:動物の謝肉祭

1.はシャルル・デュトワ指揮モントリオール響による名コンビによる演奏。この曲らしいウィットに富んだ演奏。どうせならサン=サーンスの名作交響曲第3番「オルガン付」と交響詩「死の舞踏」もご一緒のアルバムで。

2.は通常のオーケストラ版ではなく室内楽版を収録しています。アルゲリッチ、フレイレ、クレーメル、マイスキーといった名演奏家たちが顔を揃え、室内楽編成ならではの繊細なユーモアを味わうことが出来ます。





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