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おすすめのクラシック組曲

あるテーマを元に多彩な楽曲が連なる組曲.
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バレエ組曲「くるみ割り人形」(作曲:チャイコフスキー)

くるみ割り人形

チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」のご紹介です。

”くるみ割り人形”とは、人形の形をした胡桃を割る道具のこと。日本ではあまり馴染みがないものですが、西洋では子どもたちへプレゼントされるもののようです。バレエの筋は、クリスマス・イヴにくるみ割り人形をもらった少女が、真夜中に人形たちと冒険を繰り広げるのを夢の中で体験するというものです。欧米では年末の「くるみ割り人形」の上演は、日本の第9並の人気があるのだとか。

各曲がそれぞれ個性的であり、最後の第8曲「花のワルツ」が華やいでいることもあって、最も人気のあるバレエ組曲でしょう。ちなみに、第3曲「金平糖の踊り」にチェレスタという楽器が使われるのですが、作曲当時としては最先端のものであり、チャイコフスキーは他の作曲家に知られないように秘密裏にパリから取り寄せて、初演でサプライズ演出をしたとか。

組曲は8つの曲から成っています。オーケストラの全奏は第8曲以外は少なく、各曲毎に楽器編成をうまく使い分けた繊細なオーケストレーションがされています。
 第1曲 「小序曲」
 第2曲 「行進曲」
 第3曲 「金平糖の精の踊り」
 第4曲 「ロシアの踊り」
 第5曲 「アラビアの踊り」
 第6曲 「中国の踊り」
 第7曲 「葦笛の踊り」
 第8曲 「花のワルツ」

第1曲と第2曲は組曲を特徴付ける導入的な意味合いの曲で、わかりやすいテーマと細かいパッセージがうまく対比された、まとまりのある楽曲になっています(下譜A、B)。

楽譜A(「小序曲」テーマ)
くるみわり人形小序曲

楽譜B(「行進曲」冒頭)
くるみわり人形行進曲

第3曲は前述したように、楽器チェレスタの音色の特性を生かした曲。夢幻的な雰囲気を醸し出します(下譜C)。ちなみに原題では、金平糖というよりは一般的な糖衣菓子を指したもののようです。

楽譜C(「金平糖の精の踊り」テーマ)
くるみわり人形金平糖

第4曲、第5曲、第6曲はそれぞれの国風な味付けをした舞曲。

楽譜D(「ロシアの踊り」テーマ)
くるみわり人形ロシア

楽譜E(「アラビアの踊り」テーマ)
くるみわり人形アラビア

楽譜F(「中国の踊り」テーマ)
くるみわり人形中国

第7曲。これは某携帯電話会社のCMでもよく聴いていらっしゃるはず。特徴的なフルートの重奏によるテーマが魅力的です(下譜G)。三部形式で、中間部は短調になって金管の刻む旋律が中心になります。

楽譜G(「葦笛の踊り」テーマ)
くるみわり人形葦笛

第8曲は大団円となる充実したワルツ。テーマの断片を管楽器が鳴らした後でハープが大活躍する長めの序奏の後で、有名なワルツの旋律が登場します(下譜H、I)。柔らかい第2ワルツの愛らしさ(下譜J)。トリオの情熱的な短調の旋律(下譜K)との対比もあって、次第に音楽は高揚し、高らかにワルツのテーマを奏でて曲を力強く閉じます。

楽譜H(「花のワルツ」第1ワルツ前半)
くるみわり人形花のワルツ1前

楽譜I(「花のワルツ」第1ワルツ後半)
くるみわり人形花のワルツ1後

楽譜J(「花のワルツ」第2テーマ)
くるみわり人形花のワルツ2

楽譜K(「花のワルツ」トリオ)
くるみわり人形花のワルツ中トリオ


どんな曲か試聴したい方はどうぞ。バレエ組曲「くるみ割り人形」から第7曲「葦笛の踊り」です。(Youtube)


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1.

チャイコフスキー:<白鳥の湖><くるみ割り人形><眠りの森の美女><白鳥の湖><くるみ割り人形><眠りの森の美女>
2.

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」/バレエ組曲「くるみ割り人形」

1.はデュトワ指揮モントリオール交響楽団の名コンビによる演奏。「白鳥の湖」「眠りの森の美女」の組曲とのカップリングは嬉しい。

2.はカラヤン指揮ベルリン・フィルのこれまた名コンビ。交響曲第6番「悲愴」とのカップリングで充実感のある内容です。





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