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組曲「ペレアスとメリザンド」(作曲:フォーレ)

ペレアスとメリザンド

フォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」のご紹介です。

「ペレアスとメリザンド」は、あの「青い鳥」のメーテルリンクの戯曲。それにフォーレが劇付随音楽をつけて、それから抜粋したのがこの組曲です。
 物語は、王太子である兄ゴローの妻であるメリザンドと、ゴローの異父弟であるペレアスとの”道ならぬ恋”であり、最終的には両者とも兄ゴローに殺されてしまうという悲劇的な結末となっています。

激しい表現よりも繊細な表現が中心となっておりフォーレの音楽の特徴が出ています。強弱の幅もあまりないので、ともすると最初は退屈に思われるかもしれません。しかし、旋律と和声の美しさは格別で、聴いていくうちに良さがわかってくる不思議な曲です。

組曲は5つの曲から成っています。第3曲だけ声楽が入るので、コンサートなどではこの曲を除いた4曲で演奏されることがあります。
 第1曲 前奏曲(Prélude)
 第2曲 糸を紡ぐ女(Fileuse)
 第3曲 メリザンドの歌(Chanson de Mélisande)
 第4曲 シシリエンヌ(Sicilienne)
 第5曲 メリザンドの死(La Mort de Mélisande)

第1曲は、ためらいがちにメリザンドのテーマを提示し、その内なる情熱を表現しています(下譜A)。時折感情の昂ぶりをみせながらも全体的には穏やかな曲です。

楽譜A(第1曲)
ペレアスとメリザンド第1曲

第2曲は、糸を紡ぐのを表現した3連符による細かい動きの弦楽器の伴奏にのって、管楽器がゆったりとしたメロディーをのせてゆく、オーケストレーション的に面白い曲です(下譜B)。

楽譜B(第2曲)
ペレアスとメリザンド第2曲

第3曲は、塔に閉じ込められたメリザンドが髪を梳きながら歌う「王の3人の盲目の娘たち」。
 第4曲は、この組曲の中でも有名な曲。独立して演奏されることも多いです。ハープのアルペジョにのってフルートが水底から浮かび上がるような儚さや憧れを含んだ美しい旋律をト短調で奏でます(下譜C)。中間部は変ホ長調になって少しだけ明るさを見せますが、また先ほどの旋律に戻って静かに余韻を残しながら終わります。

楽譜C(第4曲)
ペレアスとメリザンド第4曲

第5曲は、メリザンドの死の場面での葬送的な音楽。ここでもフルートが低音部がよく活用されて憂いをよく表しています。複付点音符による悲しみを引きずるようなリズムのテーマが特徴的(下譜D)。第1曲と同じくらい、この組曲内では昂った感情表現が目立つ曲です。どちらかといえばゴローの後悔の念を表しているのかもしれません。最後はニ短調で寂しく曲を閉じます。

楽譜D(第5曲)
ペレアスとメリザンド第5曲


どんな曲か試聴したい方はどうぞ。組曲「ペレアスとメリザンド」から第4曲「シシリエンヌ」です。(Youtube)


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1.

フォーレ: レクィエム ペレアスとメリザンド、他
2.

フォーレ:レクイエム/ペレアスとメリザンド

1.はフォーレの代表曲を集めたお得な2枚組アルバム。カップリングはレクイエム、組曲「ドリー」、パヴァーヌ、「夢のあとに」など名曲ばかり。

2.はシャルル・デュトワ指揮モントリオール響の名コンビ。フランス音楽の真髄。レクイエムとパヴァーヌとのカップリングが嬉しい。





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