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おすすめのクラシック組曲

あるテーマを元に多彩な楽曲が連なる組曲.
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組曲「鳥」(作曲:レスピーギ)

かっこう

レスピーギーの組曲「鳥 ( Gli uccelli )」のご紹介です。

17世紀の楽曲から選んだ、鳥にちなんだ曲を、レスピーギが古風な雰囲気を残しながらも絶妙の管弦楽法で再構成したもので、古い曲をリニューアルするのが得意な彼の真骨頂ともいえます。

レスピーギが48歳のときに、ローマ三部作の最後の「ローマの祭り」をつくった前年に作曲されました。
 全体としてはのんびりと気軽に聴けるものになっており、全部で20分弱という演奏時間もちょうど一服したい時にピッタリでしょう。

基本的な古典的オーケストラにハープとチェレスタを加えた、近代としては比較的小規模な楽器編成ながら、楽器の特性を生かした表現力たるや思わず唸らされます。

5つの曲から成っています。
 第1曲は「前奏曲」。中庸なテンポでのちょっとかしこまった前口上で、この曲はレスピーギのオリジナルです(下譜A)。中間部で今後登場する鳥の曲を少しずつ披露するユーモアが楽しい。

楽譜A(第1曲テーマ)
鳥第1曲テーマ

第2曲は「鳩」。ゆっくりしたテンポで、オーボエを中心にしたゆるやかな3拍子のメロディーがメインですが、それにときどき鳩のグルルルという鳴き声をヴァイオリンが高音で表現しているのを聴き逃さないで下さい(下譜B)。最後はまさに鳩が鳴きながら飛び立つように終わります。 

楽譜B(第2曲テーマ)
鳥第2曲テーマ

第3曲は「牝鶏」。コッコッコッコと特徴的な動きをしながら動きまわるめんどりを表現しています。音の強弱が激しく交代して動きをユーモラスに表現しています(下譜C)。サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」の第2曲を想起される方もいるのでは。軽妙な楽器同士のやりとりが秀逸です。

楽譜C(第3曲テーマ)
鳥第3曲テーマ

第4曲は「夜鶯」。この組曲の中で一番ゆったりとしていて思わず目を閉じそうになります。ゆらゆら動く弦楽器の上にフルートとファゴットが対位法的にメロディーを奏します(下譜D)。のんびりゆったりの曲調。途中から弦楽器の動きが細かくなりちょっと活気が出てきます。鳴き声が聴こえるでしょうか。最後はまたゆるやかな弦楽器の動きになり、それが静まって終わります。

楽譜D(第4曲テーマ)
鳥第4曲テーマ

第5曲は「郭公」。終曲も兼ねているので変化に富んだ面白い曲になっています。上昇フレーズと下降フレーズが呼びかけ合い、序奏的な部分になります。「郭公」の部分はヴァイオリンの細かい動きの中でフルートが「かっこう」と何回となく鳴くところです(下譜E)。ちょっと単調に感じ始めたころ、あらたまった曲調になってまた鳴き声が重なります。また単調な感じになった後で盛り上がり、第1曲「前奏曲」の最初の部分が再現されてそのまま華やかに全曲を閉じます。

楽譜E(第5曲郭公の箇所)
鳥第5曲郭公の箇所

どんな曲か試聴したい方はどうぞ。組曲「鳥」です。(Youtube)


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1.

レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲、組曲「鳥」、バレエ「風変わりな店」組曲
2.

レスピーギ:交響詩 ローマ三部作 / 組曲 鳥 他

1.ネヴィル・マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団による安定感のある演奏。「ボッティチェッリの3枚の絵」がカップリングされています。

2.レスピーギの代表的な曲が集められたベスト盤的アルバムです。ローマ三部作や リュートのための古風な舞曲とアリア組曲など有名どころを一気に聴くことが出来てオススメです。





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