安倍政権が突如総辞職し、福田新内閣が発足した。自民党総裁選は麻生、福田の両代議士の一騎打ちとなり、自民党総裁選挙で福田氏が勝利し、福田政権が誕生した。

 福田首相は、小泉元首相の元で官房長官を務め、安定感や調整能力を期待されて自民党総裁選挙を勝ち抜くことが出来たのであろう。総裁選前には、古い自民党の派閥の名前が飛び交い、党の要職には派閥の領袖クラスが名前を並べている。多くの人が古い自民党の体質を思い出したに違いない。

 55年体制は長い間事実上自民党一党独裁?政権を許してきた。確かに派閥の交代によってバランス感覚を保ってきたのが自民党である。時代の要請にも何とか応えてきたから、政権を担い続けることが出来たのであろう。

 自民党の派閥はそれぞれ交代しながら政権を担ってきたが、55年体制によって築き上げられた官僚機構は温存されている。実際に政権が交代すれば、社会保険庁のみならず、いろいろな省庁で、不祥事が明らかになるのではないだろうか?隣の国韓国では、政権が変わる毎に、前政権の腐敗が明らかになってきた。隣の国韓国では政権がかわる度に前政権の腐敗が明らかになってきた。日本でも政権交代が実現すれば、どうなるであろうか?

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