道路特定財源が問題になっている。地方では道路特定財源を確保し、地方はまだまだ未整備な道路が多いので、まずきちんと道路整備をする予算を確保して欲しいと思うのは無理もない。

 日本は戦前は自動車もほとんど無く、道と言えば馬や人が通ることを前提にしていたため、本格的な道路は未整備であり舗装している道路は全国的に見れば皆無に等しい状態であった。戦後60年で国道はほぼ全線の舗装が完了したというのが我が国の道路事情である。高速道路を中心に道路がまだまだ未整備だという意見はもっともなことである。

 鉄道に目を向けると、相変わらず新幹線の建設が行われている。新幹線は確かに便利ではあるが、新幹線は人しか運ぶことが出来ない。新幹線が建設された後の、在来線の管理は地方に委ねられている。新幹線を建設することは本当に必要なのであろうか?

 本当に必要な道路とは何であろうか?最近、自転車の重大事故が後を絶たず、大きな問題となっている。日本では自転車道については全く整備されていないに等しい。車道を通るのか歩道を通るのかもはっきりしていない。もちろん軽車両である限り車道を走るのが原則である。環境面を考えても歩行者にも安全で、自転車も快適に運転出来る自転車道を道路特定財源を活用して整備してはどうだろうか?ガソリンも高騰し、地球温暖化も進んでいる現在、自転車道の整備は非常に有効な対策である。

 元に戻る