久しぶりに、バイクで東北地方を回ってみた。バイクの調子が悪く、予定より短い旅になったが、東北路は快適で道路も広く、渋滞もなく快適な旅を送ることが出来た。

 気になるところと言えば、旅行者が極めて少ないことである。地元の人に聞いてみると、地震の影響とガソリン高の影響が大きいと言う。走っているバイクの数も非常に少なかった。昨年の北海道旅行でも感じたのであるが、若者で一人旅をしている方に出会うことはほとんど無かった。

 山から若者がいなくなったと言われて久しい。旅行している者も青年よりも、シニア世代の方が多いように思われる。団塊の世代がリタイアし、退職してから自分の好きなことをしている人も多い。旅行に限らず、バンドを組んだり、ボランティア活動などの活動に参加しているシニア世代も多い。

 ライダーも20代はほとんど見なくなった。ビッグバイクに乗っているほとんどの者は30代以上の世代である。車の売れ行きも徐々に減少していると報道されている。若者の車離れが始まっている。若者は山に登らなくなり、旅に出かけなくなり、さらに車に乗らなくなりつつあるのであろうか?確かにインターネットや携帯で外に出て行かなくても、いろいろな物が手に入り、SNSなどでいろんな人と通信出来る時代になった。ネットとコンビニでほとんどの事が足りるので、外に出ていかない者が多くなっているのであろうか?

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