サーカーワールドカップが開催されている。日本チームは2002年の日韓ワールドカップ以来決勝トーナメント進出を果たした。ワールドカップ直前の親善試合ではさんざんな結果だっただけに、暗い話題の多い日本の中で久しぶりに明るいニュースであった。

 決勝トーナメントではパラグアイと延長戦まで戦い抜き、ワールドカップでは日本チームははじめて経験するPK戦で惜しくもベスト8進出を果たすことはできなかった。予選突破も難しいとされていた日本チームがデンマークを3-1で破り堂々と2勝1敗で予選を2位で通過した。その日本チームがあと一歩でベスト8に近づいたというのは素晴らしい結果である。

 南アフリカは虹の国(rainbow country)と呼ばれる。歴史的に様々の人種が様々の文化を背負って、それぞれの夢を見てこの国に移り住んできたのであろう。元々アフリカに住んでいた人たち、移り住んできた人たち、その中でアパルトヘイトなど悲しい歴史もある。国民の中での経済格差も大きく。治安のこの国の大きな問題のひとつである。

 今回のワールドカップでいろいろな国からいろいろなチームが参加した。日本の侍ブルーははこの国の虹の色のひとつになれたのであろうか?このワールドカップによって日本のサッカーの発展はもちろん、南アフリカ共和国のさらなる発展を期待したい。

 

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