消費税増税法案が衆議院を通過し、参議院で審議されているのかいないのか?何を修正するのか?上がった税収で今度は公共投資を増額するような案まで出てきた。

 3党合意か何かよく分からないが、自民党野田派と揶揄されるほど、野党の言い分を丸飲みし、ただひたすら増税に走る姿は恐ろしいモノさえ感じる。なぜ本当に増税が必要なのであれば、きちんと国民に説明し、国民の信を問わないのか?国民も増税が必要なことは分かり切っている。不信感があるのは、税金の無駄遣いである。

 ねじれ国会がずいぶん長い間続いてきたが、日本国憲法が施行されて以来、当然予期されてきたことであるし、2院制である限り、むしろねじれ国会である方が望ましい姿ではないか?アメリカは大統領制と2院制という国政の仕組みで、少なくとも少数与党になったとしても、何とか妥協点を見いだして努力しているではないか?

 ねじれ国会の反動で3党合意の下、増税法案が衆議院で可決された。3党合意で2大政党が事実上の大連立に入ったと言える。3党合意で政治が進められれば、野党の存在感は薄くなり、すべて3党の合意で民意とは別にいろいろなことが決まっているのではないのだろうか?

 普天間の問題、原発の問題、計画停電、オスプレイ、TPPなどいろんな問題があるにもかかわらず、ただひたすらに増税に走る姿勢は、愚かしくさえ思われる。突然、尖閣諸島の問題が出てくるなど....?今の政権は、何をしているのか?よく分からない。増税よりも先になすべきことは沢山あるはずである。

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