いよいよ増税国会も山場を迎えるのであろうか?税と福祉の一体改革は全く進む気配はなく、衆議院の定員もそのままで違憲状態も解消されていない。マニフェストは総崩れで、整備新幹線や高速道路の4車線化や、八ッ場ダムの問題にしても、なし崩し的な感がある。「コンクリートから人へ」お金の流れを変えるのではなかったのか?

 今回の政権交代は、官僚としがらみが無い民主党政権になることで、族議員を排除し、税金の無駄遣いを減らすことで、財源とするはずではなかったのか?仕分けも、単なるパフォーマンスのようなモノになってしまった。仕分けでも、結局は自民党時代の批判をしただけで、自分たちが政権についたら、官僚のいいなりになっている感じもする。

 税金の無駄遣いを正すことなく、消費税の問題(逆進性・益税・免除など)は全く検証することもなく、とにかく税金が足らないから消費税を上げようとする姿勢は、国民から理解されないであろう。税の一体改革が難しいのであれば、少なくとも消費税自体を福祉目的税にすればどうなのであろうか?福祉目的税にするだけでも国民からの評価は得られるであろう。今のままの増税では、無駄遣いは減らず、際限なく税金が上がってしまうのではないだろうか?

 元に戻る