政治が滞っている。赤字国債法案が審議される気配もなく、国からお金がなくなって、地方交付税も交付出来ない状態になっている。解散の確約があるとか、ないとか、政局がらみばかりで国会が動いている。

 そもそも、ねじれ国会などは日本国憲法が制定されたときから、当然考えておかなければならかかったテーマである。2院政を取る限り、双方の勢力がバラバラになるのは、どの国を見ても明らかである。アメリカに目を向けても、中間選挙では野党側に振り子が振れることが多いのは当たり前のことである。近代民主主義が三権分立を取り、権力を分散し、より国民の民意が反映されるような政治体制を取ってきているのであれば、むしろねじれ国会になる方が普通であるようにも思われる。

 震災から復興需要でV字に回復するシナリオはどうなったのであろうか?自分たちの延命を考えるだけで、定数も変更出来ない国会!何一つ決められない感じがするにもかかわらず、消費税増税法案は可決するのはどうなっているのであろう?前回の選挙で公約として掲げたマニフェストはほとんど実現することはなく、次の選挙までは実施しないと公約した消費税法案だけは可決する。一体この国の政治はどうなっているのであろう?マニフェストという言葉が空虚に響く!

 元に戻る