福岡では7月上旬に梅雨が明け、福岡の7月の平均気温は30度となり、1994年を抜いて史上一番暑い7月になった。全国にある観測ポイントでも一番暑い観測ポイントになった。

 暑さも中途半端なモノではなく、35度を超える猛暑日も珍しくなく、熱帯夜に到っては28日を数えるまでになった。異常な夏の暑さが続いている。

 暑いだけでなく、東北では梅雨が明けず、時に大雨が降っている。山形県や山口県や島根県の一部では、記録的な豪雨となり、ゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨が多発している。

 原因は地球温暖化だと言われている。原発の問題が起こって、地球温暖化の原因となる温室効果ガスについてはあまり議論されなくなった。原発再稼働反対ばかりである。日本は地球温暖化の対策として原発を推進してきた。原発が止まった今、日本は最大の天然ガス消費国となった。

 原発は稼働していなければ安全というわけではない。停止中の原発でも何らかの理由でコントロールを失えば、直ちにメルトダウンに到るかもしれない。停止中の原発は、全く発電していなくても膨大なコストも発生する。

 脱原発に反対する国民は少数であろう。原発の代わりのエネルギーを見つけない限り、将来の展望はない。再生可能エネルギーを普及させるためには膨大な時間を必要とする。それまでの間、どのようなエネルギーに頼っていくのか、ただ反対ばかりするのではなく、代替案を含めて考えていく必要がある。

 

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