今年の流行語大賞が決まった。「今でしょ」「じぇじぇじぇ」「倍返し」「おもてなし」と4つの語が大賞となった。審査員によると、どれも今年を代表する流行語で、どれか1つに決めるのが難しかったと言うことだ。

 中でもドラマから2つが選ばれている。ドラマから選ばれるのは「同情するなら金をくれ」以来の受賞である。19年ぶりのドラマからの受賞となる。一方、昨年は杉ちゃんが大賞を受賞したが、今年はお笑いからの流行語が少ないのが特徴である。

 4つも流行語が選ばれるのはひとつは経済状態が好転していることである。経済状況が明るくなりつつあるので、いろいろなコピーが生まれ、経済が活発になれば、人の消費は行動も活発になり、その中からいろいろな言葉が生まれてきたのであろう。アベノミックスも流行語になっている。

 毎年年末に発表される流行語大賞。言葉の上では日本の将来にも、ずいぶん明るさが見られるようになった。社会情勢を見れば、尖閣諸島や竹島の問題。従軍慰安婦の問題もある。政治の世界では機密保護法案などがくらい影を落としている。明るさの見えた2013年であるが、2014年はどのような年にあるだろうか?

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