ブラジルワールドカップが始まろうとしている。6月中旬から始まり、1ヶ月の長丁場で世界の頂点を競う。オリンピックと並び、世界中が沸き立つスポーツの祭典である。

 ブラジルではワールドカップに引き続き、2年後にはオリンピックも開催される。ワールドカップもオリンピックもブラジル開催になったのは、ワールドカップはアルゼンチン以来、オリンピックは初めての南米大会となる。どちらも南米であると言うことが選定理由の大きな原因となったのは間違いない。

 世界中で経済が発展し、アフリカや南米でもワールドカップが開かれることはとても意義深いことである。一方でブラジルやアフリカでは、ワールドカップやオリンピックの開催よりも、貧困問題や社会資本の充実など、オリンピックより優先される課題もあるであろう。実際、前回のワールドカップが開催された南アフリカでも治安問題がクローズアップされた。

 競技場も一部未完成のまま、ワールドカップは開催されることになるだろう。いろいろな問題はあるにせよ、もう目前に大会は迫っている。素晴らしい大会が開催されることを祈るだけである。

 元に戻る