この春、北朝鮮のミサイル問題実験が行われ日本を初め極東の安全が脅かされている。アメリカは空母カールビンソンを派遣し、北朝鮮に圧力をかけたようにも思えたが、北朝鮮の方はミサイル発射実験を続けているような状態である。
北朝鮮の瀬戸際外交も自信を深めているのか、中国やロシアも少しずつ北朝鮮から距離を取り始めている感さえある。北朝鮮の最大の後ろ盾は中国であるが、トランプ大統領と習中国国家主席と急接近しているため、北朝鮮の暴走している感が強まっている。
中国もロシアも北朝鮮に対して、慎重姿勢だけではいられなくなりつつある。中国でさえ、北朝鮮に影響力を示すことができないのであれば、どこが北朝鮮に核開発をやめさせる力があるのであろう。
カールビンソンを派遣しても、すぐに戦争を始めることはできないであろう。問題は北朝鮮が核開発を続けることで自分の発言力が強まっていると勘違いしていることである。最も有効なのは核開発をできないくらいに、経済制裁を強化すべきなのであるが、北朝鮮はサイバー攻撃で世界中から資金を世界中から集めているという噂もある。もっとも効果のある策は、各国が協力しサイバーテロを防ぐことかもしれない。