手書きOCRの実際の運用について
もともとWinReaderHandSが手書きOCR(文字認識)ソフトである。手書きの伝票や帳票を自動的に読み込んでデータ化する為のソフトである。マークシートにこだわらず、数字を書き込ませる形の解答用紙にすれば、帳票の設定等もきわめて簡単で、10分程度あれば終わってしまう。試験やアンケートごとに専用の解答用紙を作って、設定しても負担感はほとんど無い。
データを数値に限定してやれば手書きOCRでもかなりの精度で結果が得られる(推定で95%以上あると思われる)ので、アンケートや試験でも十分利用可能である。マークシートにこだわらず回答を数字を直接記入する形にすれば、設定も運用も非常に楽であるし誰にでも簡単に設定が出来ると思われる。通常のアンケートであればこの形で十分である。
実際に私が勤めている学校では、大まかな傾向が分かればよいアンケートなどはOCRで実施している。(行事ごとのアンケートなど、質問の項目数がそのたびに違うため)英単語コンクールや実力考査等もっと高い精度が必要なものはマークシートで実施している。
その他漢字やひらがな、アルファベット等もOCRで認識可能であるため、住所録の作成や名簿の作成にも利用しているが、手書きの漢字の認識になるとかなり認識率が落ちるので郵便番号等と併用して使うとかなり利用価値が高まるものと思われる。
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