学校現場で普通紙OMR(マークシートリーダ)を導入するメリット
学校現場では予算が非常に限られている為に、マークシートリーダの専用機を導入する経済的な余力がない。汎用のマークシートでさえ、1枚20円コストがかかるので、予算的に非常に厳しいと考えられる。普通紙マークシートの導入はコスト的に見て(ランニングコストも含めて)、以下の点から画期的なものである。コスト的にどの学校でも無理なく導入できると思われる。
1 コピー機をおいていない学校はないので、コピー機を複合機(スキャナ機能のあるもの)に切り替えてネットワークでパソコンに接続すれば他にハードで必要なものはない。
2 そのコピー機会社でもコピーの使用量に応じて使用料を支払うが、スキャナ機能を使うことについては使用料が全く発生しない。要するにスキャナを使うコストはゼロである。
3 コピー機には通常リース契約という形を取るので保守契約が初めから含まれている。スキャナ部分が故障したとしても無料で迅速な修理が受けられるので、修理等の特別な予算を組む必要がない。
4 OMR機能のあるソフトは高価である(30万円)であるが、コピー機の会社(ゼロックス等)側からライセンスを取ってもらえば、ソフト代金をコピーのリース料に含めることができる。5年リースとかであれば、月々の基本料金が数千円上がるだけで、OMRソフトが利用可能である。ソフト代金(30万円)は月々のリース料に含まれるので、需用費として計上できるので、特別に予算を組む必要もない。
5 マークシートは普通紙でワープロやExcelで簡単に作れるし、学校の印刷機で印刷しても十分な精度が得られるので、マークシートの作成にお金がかからないし、さらに自分の好きな用紙設計を簡単に行うことができる。