マークシートの実際の運用について 

 もともとWinReaderHandSが手書きOCRソフトということもあり、マークシートの帳票を設定するのは少し煩雑である。帳票やJOBの設定を一度すませてしまえば、同じファイルを何度でも使用できるので、負担感はほとんど無くなる。コピー機の紙を読み込ませるのは1分間に50枚程度であるので1000人だと20分〜30分かかる。あとは認識させる作業はコンピュータが自動的に行うので、実際に人間が拘束される時間はほんの10分程度である。(コピー機からコンピュータに転送したり、認識したりするのは数時間かかることもあるがコンピュータが自動的にやる)

 専用のマークシートリーダを制御するソフトが何十万円もしたり、カードの設計や集計などに専門の業者がたくさんいることを見ても分かるように、仮に専用のマークシートリーダを導入してもその設定は煩雑であることは間違いない。(実際にやったことがないので憶測の域は出ないのであるが)

 定型のマークシートの問題であれば、一度設定すれば次回からWordやExcelなどで作った解答用紙を大量に印刷して、あとはコピー機に読み込ませてプリンターに転送すれば、勝手にCSVファイルが出来上がっている。もし形が違うものであってもその都度自作できるので、応用範囲も広げられるし、試験だけでなくアンケート等にも利用可能である

 

 

 元に戻る