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1.JTA 公式トーナメント競技規則(共通)
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21.メディカルルール(ケガ、病気に関するルール)

 

1)メディカルコンディション(症状)

メディカルコンディションとは、試合中(ウォームアップを含む1に発生したケガ、または病気が、トレーナーまたはドクターの手当てや判断を必要とする症状。

@手当てが受けられる症状

  • 緊急の症状:ウォームアッスまたは試合中に突然発生したケガや病気が、緊急に対応しなくてはならない症状
  • 緊急ではない症状:ウォームアッスまたは試合中にケガや病気が発生、あるいは悪化したが、次のエンド交代時、あるいはセットブレークまでトレーナーまたはドクターの到着を待てる症状。

A手当てを受けられない症状

  • 病気:手当てをしても改善しないと診断された症状
  • 既往症:(試合前にすでに負っている外傷など〉ただしプレー中にその症状が急激に悪化した場合は手当てを受けることができる。

  • 疲労および体力の消耗

  • 注射、酸素吸入、点滴を必要とする症状。ただし事前に申し出ることを条件に糖尿病に必要なインスリン注射をすることは許される。

2)診察(医学的評価)

選手は試合中(ウォームアップを含む)、チェアアンパイスロービングアンパイア、またはレフェリーを通じて、トレーナーまたはドクターを要請し、次のエンド交代時かセットブレーク時に診察してもらうことができる。緊急の場合に限っては、プレーを中断し、トレーナーまたはドクターが到着次第、直ちに診察をうけることができる。

診察では、実際にケガや病気が発生したかどうかを調べ、またそれらの手当てが可能かどうかを判断する。診察時間は、選手の安全と連続的プレーのバランスを踏まえ、理にかなった範囲内にとどめる。ドクターが診察に立ち会うか、また、コート外で診察を行うかは、トレーナーの判断による。

手当てができない症状と判断された場合は、いかなる手当ても受けられない。

3)メディカルタイムアウト(MTO)の手順

トレーナーまたはドクターの判断に基づいて、レフェリーまたは主審が許可すれば、次のエンド交代時、セットブレークの問にメディカルタイムアウト(MTO)をとってケガや病気の手当てができる。緊急を要する場合は、直ちにMTOがとれる。

MTOは、トレーナーまたはドクターが実際に手当てを開始したときに始まる。状況によっては、コート外でMTOがとれる。MTOは3分を超えてはならない。

1部位の症状につき1回のメディカルタイムアウトがとれる。熱中症、筋ケイレンに関しては、いずれかの発症で1試合につき1回だけMTOがとれる。ケガの症状が他の部位にも影響して発症した場合は(同時に2ヵ所以上で発症したケガでも、関連性があるもので原因はひとつだと判断されれば)、全体として、ひとつのケガとみなされる。

同時に2ヵ所以上にケガを負った場合・あるいは・体調が悪くなって同時にケガもした場合は、レフェリーの許可を得れば、2回続けてMTOをとれる。ただし、トレーナーは2回連続のMTOをとるかどうかを1度の診察(初期評価〉で判断しなければならない。

4)メディカルトリートメント(医学的処置)

選手は、エンド交代時(90秒〉、セットブレークの時間内(120秒)に手当てを受けたり、ドクターから医薬品を受け取ったりできる。手当ては、2回までならMTOの前でも後でもとることができ、その2回は連続するエンド交代時でなくてもよい。ただし、手当てできない症状の場合には、メディカルトリートメントは適用されない。

5)罰則

MTO終了後(「タイム」がコールされてから30秒以内)、メディカルトリートメント(定められた時間内)終了後は、ただちにプレーを再開しなければ、コード違反「ゲームの遅延」が科される。ただしソックスやシューズを履くための時間は許される。

メディカルルールを悪用したと判断された場合は、コード違反「スポーツマンシップに反する行為」が科される。

6)出血

選手が出血した場合、チェアアンパイアはプレーを中断して、トレーナーまたはドクターを要請し、判断を仰がなければならない。トレーナーまたはドクターは出血の原因を突き止め、必要に応じてMTOをとるようアドバイスする。トレーナーの判断でドクターの診察を要請する場合がある。コートに血がついた場合は、コートを清掃するまではプレーを再開できない。

7)嘔吐

選手がコートで嘔吐した場合、または嘔吐した選手が診察を要請した場合、主審はプレーを中断しなくてはならない。選手が診察を要請すれば、トレーナーまたはドクターを呼んで判断を仰がなければならない。トレーナーまたはドクターは手当てが可能な症状かどうか、また、緊急な手当てを要するかどうかを判断する。コートに嘔吐物がある場合は、コートを清掃するまでプレーを再開できない。

8)身体的プレーの限界

試合中に突然、選手が自力でトレーナーまたはドクターを要請できないほど具合が悪くなったり、負傷したりした場合は、チェアアンパイア、ロービングアンパイア、レフェリーは直ちにトレーナーまたはドクターを呼ばなくてはならない。

身体的に試合を開始、または続行できる状態ではない、とトレーナー、またはドクターが判断した場合は(プレーを開始、あるいは続行することが選手に悪影響を及ぼすと判断した場合は〉、レフェリーにその旨報告しなければならない。それが試合前であれば、レフェリーに対して、その選手は試合を棄権したほうがよい、とアドバイスし、試合中であればリタイアさせたほうがよい、とアドバイスする。

このような選手を棄権、あるいはリタイアさせる判断は、医学的アドバイスや、あらゆる状況を考慮して、レフェリーが最終判断する。

症状が十分回復したと、トレーナーまたはドクターが判断すれば、その選手は同じ日でも他の種目に出場できる。

9)薬の投与、医学的診断、医学的治療

国内の医師法、薬事法などで定められた薬の投与、注射、点滴、医学的治療行為、診断、および診断書作成などの医療行為はドクターが行う。

10)メディカルタイムアウト(MTO)を採用するトーナメント

メディカルタイムアウトは・トレーナーまたはドクターがそのトーナメントの全期間を通して常駐していることを条件に行なわれる。この条件を満たしていない国内公式トーナメントでは、プレーヤーはアンパイアまたはレフェリーにMTOを要求後、筋ケイレンも含め、時間内にプレーヤー自身で手当てすることができる。

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