ビデオを撮る、または編集する時、私が一番最初に考える事は、誰の為のビデオを作ろうかというです。この場合の選択肢は大きく3つあり、1つ目は指導者に報告用として。2つ目は選手達の記録。3つ目は試合や遠征に来れなかった他の父母に対して贈り物用に分けて考えます。
指導者に対しては、引き気味のアングルで撮影し、なるべくノーカットでフィールドの内容がわかりやすいTV放送のような画面構成を目指しています。親用になれば一変して、どんなところで泊まった、何を食べた?など思い出の共有が子供と可能になるように、またBGMを入れたり、得点後のアップなど試合中もかっこいいカットを厳選し(笑)スローモーションな全編ハイライトシーン状態のドラマチックな仕上げを心がけます。上映時間も20〜45分程度の見やすい長さにまとめます。
選手用は子供達どおしの普段の会話などのカットを多めに、BGMは試合中の声を消すのでおさえ気味に。ちょっと悔しいあの場面、あの涙なども、きっと後々良い思い出になると信じ、少々嫌われる事覚悟で、記録と割り切ってカメラに収めます。
汗と涙を拭いた手でふさがれた後のレンズ掃除は大変です。(笑)
出来上がった結果、選手用か親用かとははっきりしなくても、対象をイメージしながらのもの作りは楽しいですし、目的がぶれないので、お勧めします。