謝肉祭

作詞作曲:林ヒデヲ

 

子ヤギの名はメアリーこの春に生まれたメスで
あどけなく尾を振るしぐさがかわいい

よく晴れた日曜日高原の牧場で
家族連れの声みんな楽しそう

牧場の主人がナイフを右手に持って
ゆっくりとメアリーに近づいていった

胸のあたりを手で探りナイフをあてたと思ったら
それは肉にめり込んでいった

苦しみの声がして尾っぽがぴくっと動いた
力が抜けていって動かなくなった

解体するために竹竿に吊し上げた
白い毛が赤く染まっていった

お腹を縦に切り開くだんだん姿が変わってく
メアリーは子ヤギから肉へと変わった

内臓が取り出される肉と骨は奇麗に洗われる
心臓は本当にハートの形してた

高原の日も暮れて出来上がった料理を食べる
焚き火を囲みながらメアリーの命食べる

スーパーマーケットでパック入りの肉を買う
今日はハンバーグでも作ろうかな

 

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