制作環境

旧スタヂオサンライズ(2002年2月消滅)

 大阪市西区にある「スタヂオサンライズ」は1998年ごろから使用していたるロケット新聞の拠点である。幸い、ある程度の音量で演奏しても周辺から苦情がこないので練習もここで行うことができる。またこれまでロケット新聞が発表した楽曲の多くはここで録音している。

 まずはレコーディング機材。まあ大したものはない、というよりもショボイ。パソコン、CRTモニター、ピアニカ、ミキサー、ボコーダー、マイクプリアンプ、カセットレコーダー、アンプなど。写真にはないが、この他に、Eギター、Eベース、トロンボーン、タンバリン、コンデンサーマイク、ダイナミックマイク2本、マイクスタンド2本なども備えている

 上の写真の左部分を拡大図。この中で最も重要なものは中段にあるdbx社の286Aマイクプリアンプかもしれない。コンプレッサー、ディエッサー、エキサイター、ゲイト機能も内蔵しておりボーカル録音の際は必ずこれを通すし、ベースやトロンボーンの録音にも使用する。2万円程度のものだが気に入っている。
  机の上にある銀色の小さなミキサーはBEHRINGER社のMX602Aで最近購入したものだ。以前はRolandのVS840というデジタルマルチトラックレコーダーを使っておりモニター用にMAXONのミキサーを使用していたが、パソコンでハードディスクレコーディングをするようになり、録音用にまともなものが必要になったのだ。といっても1万円にも満たない安価なものだが。ミキサーの隣にあるのはKORGのボコーダー、「フライデーナイトフィーバー」「東京箱入娘」等で使用している。

 上段右はヤマハのドラムパッド、中段はRoland のαJUNO、 上段の左はαJUNOのコントローラ、下段はRolandのD-10。αJUNOは「サラリーマン」他数曲で使用した。アナログシンセならではの音がいい感じ。D-10は音が情けないのでほとんどレコーディングには使用していない。ドラムパッドは「文化の歌」「ハイキングに行こう」他数曲で使用した。ラインでは録音せず、マイクで拾うことが多い。「文化の歌」ではディストーションをかけて使った。

 現在のスタヂオサンライズにあって最も目立っているのがオレンジ色した物体、レコーディング用自作パソコンである。Windows98 Celeron450Mhz 128MB 6.0G という一昔前のスペック。遮音の為に段ボール箱に入れ、オレンジの紙で包んであるのだ。かっこいい!? 排気用のダクトを背面に設けてあるものの夏場長時間使用すると過熱してくるので注意が必要だ。

総じてロケット新聞のレコーディング機材は金が掛かっていない、安っぽい。欲を言えば色々と購入したいものはあるが、それによって良い音楽が作れるというわけではないので無駄な買い物はしないことにしている。

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更新日: 2002/4/29