1998年4月 鳥海山 テレマークスキー PART 1


 祓川からの七高山(JPEG 21KB)

 七高山からの新山(JPEG 19KB)

 七ツ釜付近からの七高山(JPEG 19KB)

 日時:98年4月30日(木) 晴れ

 コース:祓川〜七ツ釜避難小屋〜七高山 往復
     
 メンバー:5人(テレマークスキー)


 4月29日(水) 晴れ

  先日の燧ヶ岳から中2日で、また東北道を北上。山形道を山形北ICで降り、さら
 に国道13号を北上し、新庄、院内を通り矢島町を経由し祓川へ向かう。途中、院
 内から矢島町へ向かう新道に名前は忘れたが名水があり、ここでポリタン10L満
 タンにする。
  ここ、祓川が本日の宿泊(野宿)場所で、駐車場の車の横にテントを設置し、小
 宴会開始となった。時おり吹く風が寒く感じ早々とシュラフにもぐり込んだ。


 4月30日(木) 晴れ

  朝、起きると水たまりに氷が張っており、氷点下まで下がった様だ。でも空は真
 っ青で今日の目的地の七高山までのルートが目に入る。

  7:30 祓川

        先日の燧ヶ岳では多様な足回りであったが、今回は全員テレマーク
       スキーにシール登高である。祓川ヒュッテを右側に見ながら、左側の
       沢を進み最初の急登で、私だけ板をザックに取り付けさっそくつぼ足
       に変更。
        雪は固くキックステップが辛い。2回ほど蹴り込まないとステップ
       ができない状態。その後、斜度は緩くなり、ちょっとした薮を越え夏
       道の西側の斜面に出た。ここで目印に赤テープを付ける。この辺りは
       地形が複雑で視界が悪い時は迷いそうである。さらに急登の後、七ツ
       釜避難小屋に到着。

  9:05 七ツ釜避難小屋
  9:30発

        例年のこの時期だと、この小屋はまだ雪の下と聞いていたが、今年
       は小屋の回りの雪は消えていた。この先、氷ノ薬師まではスキーに最
       適な中斜面を登り、舎利坂に入ると次第に斜度を増し、かつ雪は固く
       アイスバーンに近い状態である。傾斜は30度以上はありそうな斜面
       をアイゼン登高した。
        アイゼンの爪でステップを切る際、時おりブルーアイスが見え、も
       し全面がこの状態だったらとてもスキーにはならなかっただろう。ま
       た山頂直下は強風にあおられ、ピッケルを車に置いてきたことに後悔
       したが、なんとか無事山頂を踏むことができた。これは好天に助けら
       れたと言っても良いだろう。

 11:20 七高山
 12:00発

        山頂では360度のパノラマで、目の前に滑り台のような雪をつけ
       た新山、そして、その左右に日本海、南には月山、東から北にかけて
       は秋田の山々が展望できた。ここからスキー滑降で、舎利坂の急斜面
       は皆、慎重に降りる。途中、今野さんのザックの肩ベルトが切れると
       いうハプニングがあり多少時間を要した。氷ノ薬師付近からは雪が緩
       み、皆、調子が出てきたようだ。と思うとあっという間に避難小屋に
       到着。

 12:55 七ツ釜避難小屋
 13:35発

        ここで、ちょっと遅めの昼食を取る。それにしても鳥海山と思えな
       い快晴の天気。風が無ければ暑いくらいである。

        小屋からの出だしは急斜面であるが横幅が広く、それを感じさせな
       い。この先、緩斜面となり、行きに付けた赤テープを回収し、右側の
       沢に出て最後の急斜面を降りると祓川駐車場に到着。ここまでくると
       上半身はサウナ状態で、Tシャツ1枚になり、受ける風が心地良かっ
       た。初日に標高差1000m雪の上を登り、滑り降りることが出来て
       まずまずである。

 14:15 祓川

        矢島町の花立牧場公園のユースプラトーで入浴後、本日の宿泊地で
       ある栗山池公園キャンプ場に向かった。




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Update: 98.5.17