小柳「どうしたの、こんな安っぽい洋服着ちゃってさー、芸能人なんだから ちゃんとしてきてよ」
たじたじのキンキ。小柳さんはといえば、上から下までCHANELである。でもキンキは普通の格好でいいと思うけどなぁ。
絵を描く道具を買いに、新宿3丁目にある総合画材店「世界堂」にやってきた3人。
どうやら油絵をやるらしい。小学校の頃油絵を習ってたオレはちょっと懐かしいです(^_^)。
油絵のコーナーは3階にあるらしい。エスカレーターで上に向かう。
後ろにいた光一が剛の肩にもたれかかる。
「何やーびっくりしたなぁ」
「いや、写ってるかなーって」
「写ってる写ってる」
小柳さんと剛が前で話してたから・・・多分、一人でさみしかったんですね。
「あ、これ いいなぁ」
「どれや?」
剛と光一、仲良くお買い物。でも・・・手に取ってるのはまたしてもデッサン用の手の模型。二人ともかなり気に入ったようだ。
「おお、おもしろー これ!」
「これおもろいわ」
小柳さんが何かを見つけたらしく、二人を呼んでいる。光一が去り際にデッサン用の人形をカゴに入れる。
「じゃあこの変な人形」
「それ買お!」
油絵コーナーにやってきたけれど、何を買っていいのかさっぱりな3人は、店員の浅見和也さんに尋ねる。
筆売り場に案内された3人は、浅見さんのアドバイスにしたがって何種類かの筆を購入。小柳さんが変わった形の筆を見つける。
小柳「かわいいじゃんコレ!頭につけたらどぉ?」
筆を頭にさされる剛。
次にパレット、絵の具を選ぶ。光一が棚に置いてあった30色くらいのセットの箱を取り出して、
「コレ はい、いくらでしょうー?」
突然クイズ。ちなみに答えは14700円。でも初心者は基本の12色で十分だそうです。
つぎにキャンバス、イーゼル(キャンバスなどをのせる台)を選ぶ。小柳さん、カラフルなイーゼル(2万円)を気に入って買ってしまう。
お会計。合計いくらになるか3人で予想して、一番遠かった人が払う事に。
ところで、結局買う事になった光一のドクロはいくらかというと・・・
「これ いくらやろぉ?4000円くらいかな」
店員「9000円です」
予想外の大出費だが、光一、笑ってごまかす。
合計金額は59994円。
「あっ、剛が一番遠い!」
小柳「この人が全部払いますのでお願いしまーす」
そそくさと去っていく二人。
道具もそろえた3人は、品川区上大崎にやってきた。荷物を全部持たされている剛。
「レディーにこんな重い荷物持たすな!」
「どこがレディーや お前」
小柳「髪型だけね」
鷹美術研究所にやってきた3人は早速中へ。螺旋階段を登っていくが、両手に荷物の剛はかなり辛そうだ。
「大丈夫ですか、剛さん」
「そう思うんやったら お前持てっちゅーねん」
ようやくアトリエに着いた3人を、所長の山口鷹さんが迎えてくれた。
買ってきたものを見せてみるが、小柳さんの選んだ変な筆など、油絵では使わないものもあった。極めつけはやはり、
所長「これはもう 全然いりませんねー」
光一の買ってきたデッサン人形にドクロは、やはり今回は使えなかった。
木炭で下絵を描き、定着液をスプレーしてから絵の具を塗りはじめる。下絵も割とうまく描いた剛は、早々と色を塗りはじめる。
「全然分からんのですわ」
「オレも分からんから塗ーろうっと」
2人に遅れながらも塗りはじめた光一だったが、
「あ、定着液やるの忘れてた、オレ」
所長「いや、大丈夫でしょう」
「えー!」
どうやら下地の色が濃い時は気にならないらしい。でも気になる光一は、とりあえず定着液をスプレーしてもらう。
ペインティングナイフの使い方も教わる。オレも2枚くらいこれを使って描いたことがあります。うーん、何か油絵が描きたくなってきました。
「トイレ行かへん?光一」
「え?トイレ行こか?」
席を立つ二人。すかさず小柳さんが、
小柳「行っトイレ」
トイレを探す二人は誰かに聞こうとして部屋に入ったが、何やら慌てて出てくる。どうやらヌードデッサンをやっていたらしい。大変だ。
次に二人がやってきたところでは陶芸をやっていた。この二人、ホントにトイレを探してるのか?
「手伝いましょか?」
珍しく(?)光一が積極的に挑戦。生徒さんの作っていたろくろを借りて回す。
「壊したらあかんで」
その頃、一人残された小柳さんは、
小柳「今日は油絵を描くんですよね、油を売るんじゃないんです」
陶芸に挑戦中の光一、危うい手つきでよく分からない作業をしていたが、うっかり失敗。
「やべぇ、シャレになってへんわ」
さんざん道草を食ったあと、ようやく帰って絵の続きを始めた剛と光一だったが、
所長「はい、じゃあ このへんで休憩にしましょう」
「僕ら随分休んだんで・・・」
「まだ もうちょっと・・・」
絵を描くのはとても集中力がいるので、休んで自分の絵を客観的に見ることも大事なのだそうだ。とりあえず休憩してうどんを食べることになった。
剛と光一が食べようとしていると、小柳さんが持参の七味唐辛子を持ち出す。
それをうどんにかけるのだが、尋常な量じゃない。キンキの二人もビックリ。
「僕らこのままでいいですよ」
なんて言葉はお構い無しに、剛のドンブリにも容赦無く入れられる。もちろん光一のドンブリにもたっぷり入った。
「ゴホ、ゴホっ」
思わずむせこむ剛。光一も辛そうだ。オレは辛いのが大の苦手だから、見てるだけでも辛い。
「俺こんな・・・食いもんで汗かいたの初めてやわー、俺ホント汗かきじゃないんですよ」
「全然汗かかないんですよ」
光一が汗かかないはなしは、前に健康ランド行った時にも言ってましたね。やっぱり辛いものには発汗作用があるんですね。
汗を拭きながら作業再開。
何故かあと10分で絵を仕上げなければならなくなる。面相筆でそれぞれのサインを入れる。
何とか完成。それぞれタイトルをつけて絵を発表する。
「盲牌(麻雀用語)!」
ちょっと雑だが、下地の赤が効いた味のある作品に仕上がっている。それにしてもタイトルが意味不明。光一はよく麻雀用語を連発するが、麻雀が好きなのか?
「別れ」
剛いわく、別れて帰ってきた部屋の暗さや複雑な気持ちを、ペインティングナイフを使った厚塗りでうまく表現したらしい。剛はデッサン力もあるし、漫画好きなだけあって絵心がありますね。
小柳「七味唐辛子の情熱」
女性らしいタッチと色使いがさわやかな作品。オレは瓶の書き方がうまいと思いました。
3人とも大満足で、今日のロケ終了!