それ行けキンキ 7月2日


東京都新宿区の花園神社にやってきた二人。
「やーい!」
何だかよく分からない声を発する剛。光一は受けたみたいだ。
「何すかそれ、新しいネタですか??」
「いやいや全然」
本人もよく分からない行動だったらしい。

「今日は一体何を極めるのか、ここで?」
「この辺やったらー、鳩の餌のあげ方?」
神社の参拝客を装って、姉貴王、森口博子さん登場。
「今日はどうしたんですか?」
森口「ちょっとお参りに来たんですよ、この夏健康に乗り切れるようにっていうのとー・・・あとは、早く結婚相手が見つかりますようにって」
後半は真顔でとても深刻そうな森口さん。

「夏ばて結構されるほうなんですか?」
森口「基本的には強いんだけど、夏甘いものとか冷たいものとか食べると、体がダラリーンってなるでしょ? そういう時の私の強い味方っていうのが・・・コレ!」

森口さん、何やら手のひらに乗せて見せるが、小さすぎて見えない。
「いい手相ですねー」
「ヘックション!」
森口「あ゙ーっ!!私の健康の源がー」
光一、得意の(?)クシャミで吹き飛ばしてしまう。
「風邪気味やからなー」
光一の背中をさすってあげる剛。先週までは剛が風邪引いてませんでしたか?移ったのかな?

落ちた健康の源を乗せ直す森口さん、しかし・・・
「あれー」
剛が遠くを指差しながら、またしても落としてしまう。

さて、ようやくお目見えする健康の源とは・・・
森口「カメラさん寄って下さい、これです、胡麻ちゃんですよ!」
何でも森口さんは今、胡麻にはまっているらしい。オレも胡麻って好きですね。ラーメンの胡麻とか、ふりかけの胡麻とか。

森口「胡麻ってどこが原産地か知ってる?」
ここで大きな地球儀のボールが飛んでくる。説明によるとアフリカのサバンナが原産地で、ナイル川上流からエジプトに渡ったらしい。

森口「エジプトの中でも胡麻を使った料理ってたくさんあるんだけど」
「料理っつってもね、どんな料理だったんでしょうねー?」
「分からないですねー」
ちょうどその時、エジプト料理を乗せたワゴンがやってくる。
「今日は何だ、色々出てきますねー」

料理を持ってきて下さったのは、レストラン「シンドバッド」のモナ・アリさん。エジプトの方だ。
運ばれてきた料理は、「ファラーフェ」という胡麻のコロッケに、「タヒーナ」という胡麻のソース、そして「サハラップ」というホットドリンク。

まず「サハラップ」を飲む。
森口「ココナッツたっぷり」
「かなり濃度の高い」
「んー」

次に「ファラーフェ」を「タヒーナ」に付け、パンに挟んで食べる。何でも朝食の定番らしい。
「コロッケの味ですねー」
「カレーの味がするなー」
「ファラーフェ」は普通のコロッケのような味で、「タヒーナ」はカレーのルーのような味らしい。

「でも・・・どうやってエジプトの胡麻は日本に伝わってきたんですかね?」
森口さん、今度は小さい地球儀を用意。
「小道具いっぱい持ってるなー」

説明によると、エジプトからシルクロードを渡って中国に入り、そして日本にやってきたらしい。

森口「今日は、胡麻ちゃんシルクロードの足跡を尋ねるという意味で、我々は中国に向かいたいと思いますー!」
「行ってらっしゃいませー」
森口「ちょっとちょっと、みんなで・・・」
「行きませんよ僕らー」
とりあえず移動する事に。去り際にモナ・アリさんと一緒にいた子供を遊んであげる剛。

東京大飯店(新宿区新宿5-17-13 TEL:03-3202-0121)にやってきた3人。
森口「はい着きました、中国でーす!」
何でもここは、中国の色々な料理を網羅しているお店らしい。

森口「あっ、いーな いーなぁ」
このお店で披露宴でもやるのだろうか、結婚式の格好をした二人がお店に入っていく。
「チャーンチャーチャーチャーン」
「おめでとうございますー」
森口「じゃあ胡麻を極めに行きましょうか」

席についた3人の前に、次々と胡麻中華料理が運ばれてくる。
「アワビの胡麻クリーム煮」、「ワタリ蟹の甲羅詰め胡麻風味」、「胡麻団子」、「特製坦々麺」の4品だ。
料理の説明をしてくれるのは、東京大飯店の料理主任の田辺陽一さん。

「ワタリ蟹の甲羅詰め胡麻風味」

森口「これはどうやって食べるんですか?」
田辺「出来れば箸で」
手で食べていた剛、苦笑い。
森口「でもかぶりついた方がおいしいよ」
「みんな信じられないよ、僕にはそんな事出来ないよ」
行儀のいい光一はお箸で食べる。でもお箸では食べにくいお箸で食べる料理って困りますよね。家で食べるんなら平気で手で食べられますけど。

「うわーダッサ、こぼしとんで・・・うわ、食った!」
森口さんが田辺さんと話している間、画面には映ってないものの剛の声が聞こえる。どうやら相方が蟹をこぼしてしまったらしい。

「アワビの胡麻クリーム煮」

「アワビやわらかいっすねー・・・どういうリアクションですか?それ・・・」
森口さん、よほどおいしかったのか、よく分からない顔をしている。

「特製坦々麺」

森口「タレが胡麻状になってる」
「胡麻や!」
このお店では、坦々麺の胡麻の量を自分の好みで調節してくれるそうだ。

「杜仲茶冷麺」

ここで、今年の夏から出す予定の料理が出てくる。つまり3人は一足お先に食べられるわけだ。
何でも杜仲茶が入った麺に、金、黒、白の胡麻をたっぷりかけた冷麺らしい。
「俺ね、今まで、お弁当とかに胡麻、ご飯にかかってるじゃないですか・・・避けて食ってたんですよ」
森口「えーもったいない!」
「ちょっと、それも君難しい事やるねー」
光一はおいしい胡麻料理を食べて、その考えが変わったのだそうだ。

杜仲茶冷麺のお味はというと、かなりおいしかったようだ。剛は目を丸くしている。
「剛、感激や」

田辺さんの話しによると、胡麻は中国で、美女たちの食べる秘薬ともいわれれているらしい。森口さんは美女と聞いてせっせと冷麺を食べている。

「胡麻団子」

田辺さんいわく、森口さんのために特別に、ハスの実を使ったアンコや、クルミなどを入れて作ったらしい。
森口「見て見て見て、感動ー、中からまた胡麻のー!」
胡麻をまぶした皮の中には、これまた胡麻たっぷりのアンコが入っている。
「ちょっと待って下さい、僕その周りだけ食いたいなー!」
森口「今までのはホラ すってあるじゃん、これもう全部 胡麻ワンダーランド!」

「とりあえずエジプトから中国に来ましたよねー、中国から次は」
「どこ行きましょう?」
森口「今度はね、インド!」
何でもインドの胡麻は女性にはポイントが高いのだそうだ。

ハタイ・クリニック(目黒区中町2-47-22)にやってきた3人。ここは話題のアーユルヴェーダをやってくれるところなのだ。

森口「ここよー次のインド」
緊張する面持ちの3人。しかし・・・
「ヘックション!」
「緊迫感に欠けますねー」
森口「いっつもこうなの?」
「いっつも相方、こうなんですよ」

森口「インドでは胡麻っていうのはー・・・」
「ヘーックション!」
「あのねー、今いい話しをしてるのよ、大事なね」

ここで、ハタイ・クリニックの幡井 勉 先生登場。
先生の話しによると、アーユルヴェーダとは、約3000年前からインドで実践されているごま油などを使った伝承医学なのだそうだ。

まず剛が挑戦。最初に現在の健康状態、体質を調べるために問診を行い、脈をとる。
先生「少しこう・・・神経質になっている状態ですね」
「今ちょっとあの・・・お腹こわしてまして」
先生「体質はねーこの人は下痢しやすい」
「しやすいです」
「脈みただけでー!」

早速治療をはじめる。まず遠赤外線ドームを体にかぶせ、発汗作用をよくする。
そして額のあたりにごま油を垂らしはじめる。
「何ですかこれー」
これは「シロダーラ」といい、体調に合わせて薬草を配合したごま油を眉間に流す治療法らしい。

「これ髪にもいいんですか?」
何でも、ごま油に含まれるカルシウムやビタミンの働きで、皮膚が活性化するため白髪や抜け毛を防ぐのだそうだ。
森口「生え際が薄い人なんかは効果あり!」
「俺こっちやればよかったなー」
森口「生え際ヤバイの?」
「ヤバイっすよー」
髪をかきあげて見せる光一。確かに前々から気になってはいたんですよね(^_^;)。

剛がシロダーラをやっている間、光一も隣の部屋でやることになった。さっそくうつぶせになる光一だが、
「イヤーン」
先生が光一のズボンをずらす。
「結構ずらしまんなー」

光一が挑戦するのは、「カティバスティ」という温熱治療法。腰などの患部に土手を作ってごま油を注ぎ温めるのだ。
森口「これ絵ずらが不思議ー、背中にね、オバQの唇だけがドーンと乗ってる」

先生「少し熱いけど我慢して下さい」
「えーマジっすかー?!何度ぐらいすか?何度ぐらいすか?何度ぐらいすか?」
先生「54度」
「えーっ?!」
最初は熱がっていた光一だが、慣れてしまえば大丈夫なようだ。

効果だが、患部をごま油で温めることにより血液と細胞が活性化し、痛みを和らげるのだそうだ。

森口「これやりたいなー」
森口さんも「カティバスティ」をする事になった。

「あー気持ちよかったなー、おい」
「気持ちよかったなーホンマ」
治療を終えた剛と光一がやってくる。
「あっ、オバQ!」
「こんなんなってたんや俺!」
森口さんが背中にオバQの口を付けて「カティバスティ」の治療中である。とても気持ち良さそうな森口さん。

ハタイ・クリニックのアーユルヴェーダ治療費だが、シロダーラが7000円、カティバスティが5000円だそうだ。
高いですね・・・家でごま油とハーブ買ってきてやるのは駄目かなぁ、腰とか結構痛いんですよねオレ。

アーユルヴェーダですっきりしたところで、東京都練馬区にやってきた3人。次はいよいよ日本である。
ここで、胡麻道を極めた食文化研究家の永山久夫さん登場。

まず、徳川家康が考案したという、胡麻やソバ粉、玄米などを混ぜた携帯栄養食の「兵糧丸」をごちそうになる。

永山さんには、夏を乗りきるための胡麻料理を紹介してもらう。
まず「胡麻豆腐」。
豆腐にすった胡麻を振り掛けるのだが、胡麻のすり方にはコツがあるらしい。
永山さんの説明によると、胡麻を一掴み手にとって、両手を強く擦り合せるようにしてすってかけるのだそうだ。
「先生、こぼしてますよー」
これはうまくやらないと、すった胡麻が皿の外に落ちてしまうようだ。
森口「見た目がちょっといただけない」

とりあえず3人も胡麻すりに挑戦。
剛はうまくすれたようだ。
森口「香りがいいー!」
手のひらですると、体温と摩擦熱で香りがよく立つのだそうだ。

光一も挑戦。ぎこちない光一を心配そうに見ている剛。悪戦苦闘した結果、
「手でグシャグシャになっちゃったんですけどー」

次に「胡麻の冷や汁」を作る。
表面を焼いた味噌にたっぷり白胡麻を加えてすりこぎでするのだが、
「ヘーックション」
「すいません、いっつもこうなんですよ」
光一いわく、胡麻のすった粉が鼻に入ってきたのだそうだ。しかし普段からクシャミ多いですよね。オレも人の事言えないくらいクシャミ多いんですけどね。

すった胡麻+味噌に、水を入れて再びすり、キュウリとシソ、ネギを加える。これは氷を入れて冷やしたあと、うどんにかけて食べるのだそうだ。
森口「夏にはもうピッタリー」
「贅沢なー」

次に「大笑い胡麻ドリンク」。なぜ大笑いかというと、牛乳と胡麻のカルシウムの働きで精神が安定し、ゆとりが持て、笑えるようになるのだそうだ。
作り方はいたって簡単で、牛乳にすった黒胡麻を好みの量入れ、ハチミツもお好みの量入れて、混ぜれば出来上がりである。

ここで、先生が作った「薄焼き胡麻パン」も登場する。

森口「では早速いただきましょう!」

「胡麻豆腐」

胡麻に含まれている脂分に保温効果があり、体によいのだそうだ。
「でも何か・・・豆腐って言うより胡麻ですね」
「そんな感想・・・」
森口「豆腐っぽくないよね」

「胡麻の冷やし汁かけウドン」

今度は、胡麻と味噌に含まれる成分の働きにより、記憶力の低下などの老化予防によいのだそうだ。
森口「ちょっと、これもイケるわねー、味噌ダレって感じもするよね」
「シソの味もグワァーって」
もっと胡麻をかけた方がいいと言って、また手で胡麻をする永山さん。
「やっぱりそうなんですねー」

「大笑い胡麻ドリンク」

永山「これを飲んでですね、ぜひ大笑いしようではないですか!
ラフィング・セサミ・ドリンク、レッツゴー!」
何だかいいかげんな直訳英語に、森口さんは大受けである。
森口「先生を見てると笑っちゃう」
永山「随分今日は何かハメを外しちゃったなー」
今日だけなのか?いつもこんな調子ではないのかと思うほどの明るさだ。
「甘くなっちった」
「俺のも甘くておいしいでー」

「薄焼き胡麻パン」

これは胡麻と小麦粉、卵などを混ぜて焼いたパンで、夏ばて防止によいのだそうだ。
「癖になりそうな味」
森口「お菓子っぽくないですか?」

エジプト、中国、インド、日本と渡り歩いて、胡麻のよさをあらためて感じた3人。

最後は「大笑い胡麻ドリンク」で大笑いしながら、今回のロケ終了!


大笑い胡麻ドリンクと胡麻の冷や汁かけウドン作ってみたいなぁ。
Return to それ行けキンキ大放送

Return to KOTETSU'S HOME PAGE