狂気
柔らかな黒髪
撫で下ろすと
白い首筋に触れる
指先
羽根のように
僕の体に
ふわりと重なる
君の体
きつく抱きしめて
唇を押し当てる
甘い髪の香りと
鉄と火薬の匂い
君は異常者で
君は無表情で
君はとても綺麗で
君は殺人者で
君は血まみれで
その手を差し伸べて
僕を『好き』だと言った
誰かを好きになった時、どうしてその人のことが好きなのか、分かりますか。
Return to WRITING THE WORD
Return to KOTETSU'S HOME PAGE