夜空の星と死に逝く君と


人の心は星を散りばめた夜空のように
散りばめた星が時折瞬いて
沢山の感情が生まれては消える

君の夜空はまるで宝石のように綺麗で
瞬いた星が次々に流れては
囁き合うように奏でられる調

「僕の夜空には星が無い」
「だって僕には感情がないから」

「僕の夜空は暗い闇」
「僕の心は空っぽだから」


「夜空の星は神様が作るけれど」
「人の心の星は作らない」

「心の星は拾い集めるものだから」
「君の星をボクも一緒に探してあげるよ」


全ての事を知る時は命が尽きる時だと
口癖のように君は繰り返す
その時が来るのを待っているかのように

君の言葉はまるで刃物のように鋭くて
たとえ君自身をも傷つけても
真実のみを偽りなく映す鏡


君の命が尽きるとき
僕の胸は痛むのかもしれない

「その時ボクは君に星をあげられるね」
君はとても嬉しそうに笑った

チョコレートケーキなどを飾っている銀色のアザランって星みたいで綺麗ですね。

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