Noriko Ogawa-- Pianist
2005年の11月13日、第80回熊本交響楽団定期演奏会において、大山 平一郎氏の指揮で、ベートーヴェンののピアノ協奏曲第5番「皇帝」のピアノソロを演奏。
東京音楽大学付属高校を経て、ジュリアード音楽院に学ぶ。1983年日本国際音楽コンクール2位入賞。1987年リーズ国際コンクール3位入賞。これを機にロンドンと東京を拠点として活動を始める。NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団など、日本の主要オーケストラはもとより、フィルハーモニア管弦楽団、エーテボリ交響楽団、ロイヤル・リヴァプール管弦楽団、サンディエゴ交響楽団、ラハティ交響楽団、ノース・キャロライナ交響楽団など、またサイモン・ラトル、レナード・スラトキン、オズモ・ヴァンスカなど、世界の主要オーケストラ、指揮者との共演も数多い。ベルゲン音楽祭、オーストラリア室内楽音楽祭、ラトビア音楽祭、オールドバラ音楽祭など海外の音楽祭に参加。BBC主催音楽コンクールの審査員や、チータム音楽院夏講習会の教授、王立音楽教育協会の教材に協力するなど、若いピアニストたちへの関わりも深い。
1996年の武満徹ピアノ作品集の録音依頼、北欧最大のレーベルBISと専属契約を結び、話題を呼ぶ20枚のCDをリリース。現在、ドビュッシー・ピアノ作品全集の録音が進行中である。シリーズ2枚目は、英グラモフォン誌を筆頭に世界各誌で特選盤となっている。
2001年、英国の実力派ピアニスト、キャサリン・ストットとピアノデュオを結成。2003年、2人のために作曲されたBBC委嘱作品、G・フィトキン作曲の2台ピアノ協奏曲「サーキット」を世界初演。2004年日本初演。いずれも大成功をおさめた。ストット&小川の初CDは2003年秋に発売。
今シーズンは、チェコフィル、BBCフィルハーモニック、BBCウエールズ・ナショナル響、BBCスコットランド響、オールボーグ響、スタヴァンガ響、ケニア演奏旅行、ロンドン・ウイグモアホールでのリサイタル、バース・モーツァルト音楽祭、デルフト音楽祭、シンガポール・ピアノ音楽祭、ゴールウェイ音楽祭など、国際的で多彩な活動を展開している。
音楽之友社刊「ムジカ・ノーヴァ」誌に“小川典子のロンドン・メール”を好評連載中。ミューザ川崎シンフォニーホール・アドヴァイザー。「ジェイミーのコンサート」主宰。
1999年文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
オフィシャルホームページ http://www.norikoogawa.com/