ゴムひもでつながれた3体運動(クオーク?で遊ぼう)2
解説と操作法
クオークはアップやダウンといったフレーバー(香り)の性質以外にも,電気のプラス,マイナスのような性質も持っています。ところがこれが3種類あるため,光の三原色になぞらえて赤,緑,青で区別し,このような性質をカラー(色)と呼ぶことにしました。クオークの持っている色の性質と,実際私たちが目で見る光の色とはまったく関係はありませんので注意が必要です。
陽子内のクオークはかならず,赤,緑,青が一つずつあり,お互いに強く引き合って表に現れてくることはありません。このため私たちの世界では色の性質はまったく見えなくなります。画面にはそれぞれの色でクオークが表されています。Startで運動が始まります。左下のColor selectorで選択されているクオークをドラッグによってコントロールできます。また,Stopで運動を一時的に止めることができ,Startでまた動き出します。Stroboのクリックでストロボのように軌跡が残るようになります。 その軌跡はStartによって消すことができます。初めの状態にもどす場合はResetをクリックして下さい。
この運動は距離に比例する力でお互いに引き合う3物体の運動を4次のRunge-Kutta法を用いて計算しています。計算は適当な単位系を用い,画面と同程度の円の壁で反射するように設定してあります。
実際のクオーク運動はこのような古典的描像では表せないものですが,これも一つの近似として興味深いものと思います。角運動量の保存や遠心力など,いろいろな物理的要素が見えかくれします。
作成者:加藤徳善 (norimari@mxb.mesh.ne.jp)
作成ノート
自作Java Applet第3弾です。第2作の Quarkのバリエーションです。
(1997.3.23)
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