まりちゃん通信(1)
まりちゃん通信の第一弾は食べ物の話です。続々面白い話を載せますので乞うご期待!


まりちゃんが勝手に選んだ

マレーシアの三大珍味

だよ!

 これは中国料理の一つです。この三文字を「バクテー」と発音します。文字から推理すると、何だかすごそうですよね・・・ お茶のイメージとはほど遠い、中国式ぶっかけご飯です。お茶漬けなんて言うもんでもありません。注文すると、肉骨茶用の漢方薬で煮込んだ豚の塊肉や臓物と、白いご飯が出てきます。不透明な茶色でさらっとしたスープは、漢方薬の複雑な味とちょっとの塩味が絶妙のバランス。ご飯にそのスープをかける、あるいはレンゲにご飯をすくってスープもすくって食べるなど、とにかくご飯と一緒に食べます。肉などの具も、もちろん食べます。何時間も煮込んであるので、すごく柔らかです。慣れると結構病みつきになります。中国系の人は、朝から食べる人もたくさんいます。

 「セラシィ」と呼ばれる飲み物ですが、何が入っているジュースだと想像しますか?私はカエルの卵だと思いました。赤い、甘いジュースの中に、きょろきょろとカエルの卵のようなものが入っていて、マレーシアの人々はおいしそうに飲んでいます。のどがいがいがする時や、暑い日に体をクールダウンするのにいいのだそうです。なかなか飲む勇気が出ずに、ようやく2年目にして口にしました。中国人のお友達が、自分で簡単につくれると言って渡してくれたものは、黒ゴマをもっと小さくしたような植物の種でした。これが、あのカエルの卵になるのだろうかと思いつつ、言われた通りに水に漬けておくと・・・あら不思議!30分もしないうちに、種の周りがゼリーのようなものに包まれてカエルの卵のようになるではありませんか・・・恐る恐るすくって食べてみると、何の味もなく、種の部分はプチプチとキウイの種をかむような感じ。種の周りの透明な部分は全然感じません。何の種かは、まだ判明していません。(友達曰く、バジルというハーブの種、でも疑わしい??)


 マレー系の屋台に食べに行った時に見つけたメニューです。メニューにはマレー語で「MATA KERBAU」(水牛の目玉)と書いてあったのです。「えーっ!こんなもんを食べるのか・・・それは、試してみなくては。」と注文すると、出てきたものは・・・単なる鶏の卵の目玉焼きでした。メニューをよくよく見直せば、卵料理の欄に書いてありました。正しくは、「TELUR MATA KERBAU」。日本でも、誰のとは言わないけれど目玉焼きって言うもんね。かき混ぜずに目玉のように焼くから目玉焼きというのでしょう。日本でその目玉焼きという言葉にぎょっとした外国人は結構いるのかもしれません。それにしても、マレーシアでは水牛のと説明がつくのは何ででしょうね?まあ、人の目玉よりは確かにずっと大きいけれど・・・焼き方は日本式と違って、中華鍋に油をかなり多めに入れたところにぽとんと落とします。焼くというより、平たく揚げたといった感じ。  では、Jumpa lagi!



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1996,4,10更新