田植えとたけのこ(5月19日)


 私の実家は,仙台から南へ30kmほど南に行った柴田町。かなり昔,「樅の木は残った」という原田甲斐が主人公のNHK大河ドラマの舞台になったところです。一目千本桜でも有名で,桜のシーズンには花見客でたいへん賑わいます。白石川の両側の土手沿に延々と10km程度の桜並木があり,名前に違わず千本以上の桜があり壮観です。
 5月18日の土曜日にその実家に帰りました。すると玄関先に大きな袋が転がっておりその中に大きなタケノコがたくさん入っているではないですか。そうか,タケノコの時期なんだと何か妙に感激しました。何本かもっていったらと母。久々の日本のタケノコを目の当たりにして,これはうまそうだと,数本遠慮無くいただくことにしました。
 タケノコといえば,マレイシアでも取りたてのタケノコが手にはいるのをご存じですか。昨年の8月上旬,キャメロンハイランドという有名な高原リゾートに行きました。その途中,オラン・アスリと呼ばれるマレイシア原住民が,山から取ったばかりのタケノコを売っているではないですか。日本のものよりかなり大きく味は淡泊で大きさの割に柔らかいものです。値段も安く,大きいもの一つで数リンギットです。マレイシア在住の日本の方,今度試してみて下さい。
 5月というのに今年は寒い日が続いていましたが,次の日の帰り道,久しぶりに天気が良くなり暖かくなってきました。いつも国道4号線は通らず,山の中の車どおりの少ない道を通ります。道すがら田園風景を見ながらのドライブ。今年は田植えが遅れていましたがほぼ全ての田で田植えは完了したようです。今年の秋もおいしい米が豊作だといいですね。(のり)


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