進化論の違い

名称 形態(表現型)の進化 遺伝子(遺伝子型)の進化 進化の流れ 進化の加速・サイクルの有無 環境の影響 問題点
創造説 しない しない ない ない ない 宗教であって科学ではない
ラマルク説 獲得形質 獲得形質の遺伝 個体→種 ない 獲得形質に影響 獲得形質の遺伝が否定されている
ネオ・ダーウィニズム 有利な突然変異の正の自然選択 種内で有利な突然変異 個体→種 ない 自然選択に影響 進化速度と種の誕生の説明が不十分
総合説 有利な突然変異の正の自然選択と地理的・性的隔離など 有利な突然変異 個体→種 ない 自然選択やその他に影響 進化速度と種の誕生の説明が不十分
中立説 中立遺伝子の蓄積と正の自然選択 中立の突然変異 中立遺伝子→個体 中立遺伝子が蓄積すると一気に表現型に出現する 重視しない 形態への影響の説明が不十分
利己的遺伝子説 突然変異の性的選択など 種内で有利な突然変異 利己的遺伝子→個体 ない 重視しない 進化を説明するには統計データと矛盾する
断続平衡説 突然変異の地理的隔離など 突然変異など 静止期と進化期がある 現象の説明のみでメカニズムの説明が不十分
今西説(ウイルス説以前) 獲得形質など 環境→種 突然に一気に進化する 生態系が種に影響する 現象の思索のみでメカニズムの説明がない
ウイルス説 ウイルス内の遺伝子の形質 ウイルスによる伝染 ウイルス→種 ウイルスが突然伝染する 重視しない 遺伝子の誕生と、有利なウイルスのみが伝染力が強い理由についての説明が不十分
先行加速説 獲得形質 獲得形質による負の自然選択 環境→種 突然変異率が増加して進化期になる 獲得形質と自然選択に影響 突然変異率の増加の分子生物学的な根拠がうすい