この方法は少し複雑なのですが、 こうすると、加法と減法の間の関係が少しわかりやすくなります。まず、直線を書いて、その直線上のある1個の点をとります。 この点を 0 とします(図では、直線が交わっているところ)。 直線上に別の1点をとって、この点を 1 とします。 0 から 1 の方(図では右)へ向かって、0 と 1 の間の長さの 2 倍の長さの点を 2 とします。 0 から 1 の方へ向かって、0 と 1 の間の長さの 3 倍の長さの点を 3 とします。 …この後も同じように、正の整数 n の点を決めます。 0 から 1 の方と逆の方(図では左)へ向かって、0 と 1 の間の長さの点を -1とします。 0 から 1 の方と逆の方へ向かって、0 と 1 の間の長さの 2 倍の長さの点を -2 とします。 0 から 1 の方と逆の方へ向かって、0 と 1 の間の長さの 3 倍の長さの点を -3 とします。 …この後も同じように、負の整数 -n の点を決めます。
次に加法を図で表してみます。 例えば、まず 3 の点をとり、そこから右の方へ向かって、0 と 5 の間の 長さをとったとき、そこの点は 3 + 5 の点になります。
この図は次の関係を表しています。
さらに次の計算をやってみます。 上のボタンのどれかをクリックした後、 「結果」ボタンをクリックしてみてください。 また、図の直線の上の適当な位置をクリックした後、 直線の下の適当な位置をクリックし、その後、 「結果」ボタンをクリックしてみてください。
この方法はかなり複雑なのですが、 しかしこうすると、乗法と除法の間の関係が少しわかりやすくなります。まず、上でやったのと同じように、直線を書いて(図では横方向の直線)、 整数をその直線上の点に対応させます。 次に別の、直線を書いて(図では縦方向の直線)、 こちらも整数をその直線上の点に対応させます。
乗法を図で表すには、複雑ですが次のようにします。 例えば、まず横方向の直線上に 3 の点をとり、 次に、縦方向の直線上に 5 の点をとります。 横方向の直線上にとった点と縦方向の 1 の点を結ぶ直線を書きます。 この直線と平行で、縦方向の直線上にとった点を通る直線を書きます。 この直線と横方向の直線が交わる点が 3 × 5 の点になります。
この図は次の関係を表しています。
さらに次の計算をやってみます。 上のボタンのどれかをクリックした後、 「結果」ボタンをクリックしてみてください。 また、図の横方向の直線上の適当な位置をクリックした後、 縦方向の直線上の適当な位置をクリックし、その後、 「結果」ボタンをクリックしてみてください。