「フラクタル6」は 『フラクタル: 混沌と秩序のあいだに生まれる美しい図形』や 『アートで魅せる数学の世界』 などに書かれている「Lシステム」でフラクタルを描けるようにしたものです。
まず (9) の領域に「Lシステム」の文字列、(4) の領域に角度(「度」で指定)式を入力します。 そして (3)の右の「>>」ボタンを押すと、(1) の領域に図形が描画されます。 ここでさらに「>>」ボタンを押すと、一段階複雑な図形となり、 「<<」ボタンを押すと戻ります。
「Lシステム」の文字列はたとえば 「A+A--A+A」とすると「A」である長さだけ進んで「+」で指定した角度回転して(「-」は逆に回転)できた線分で元の線分を(最初と最後の位置は同じとして)置き換えることを表します。
「Lシステム」の文字列は複数書くことができます。 複数書くときは複数行に書きます。 最初の行は「A」、次の行は「B」(以下同様)を表します。 「A」から「Z」まで使うことができます。 何もしない場合は行は書く必要はありません。
「シェルピンスキーのギャスケット」の五角形や六角形の場合が本に書かれているのですが、これはうまく描けないようです。不要な線が描かれてしまうようです。
(10) の領域は最初の線を「(x1, y1)-(x2, y2)」の形式で指定します。 最初の線は複数指定することができて、この場合は複数行に書きます。 (5) の領域の左右のボタンで、最初の線を正多角形にすることができます。 n 角形の n が (5) の領域に表示されます。 ただし n が 1 のときは線分になります。 (6) の領域は n 角形の最初の角度(「度」で指定)、 (7) の領域は n 角形の何個目の頂点に向かって線を引くか、 (7) の領域は n 角形の倍率を表します。
(2) のリストを選択すると、(9) と (4) と (10) の領域にサンプルが表示されます。