←大きいほうが「杖」(定価9800円) 小さい方が「わたしはカードキャプター」 (定価2980円)です。 スキャナが小さいのでちょっと下の方が 切れてますが^^; |
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↓中身です。 |
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棍棒(大) | 棍棒(小) | |
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商品名 | 杖 | わたしはカードキャプター |
対象年齢 | 15歳以上 | 3歳以上 |
定価 | 9800円 | 2980円 |
しゃべる言葉 | 「レリーズ」「汝のあるべき姿に戻れクロウカード」の二種 | 「レリーズ」のみ |
付属品 | 「鍵」 | なし |
柄の部分など、一部の材質も変更されています。 |
さて、一番大きな違いはやはりしゃべる言葉の数ですね。 小さい方は「汝のあるべき姿に戻れクロウカード」としゃべりません。 しかしあきらめてはいけません。 この手の玩具の電子回路部分はほとんどの場合カスタムチップ1個で構成されています。 カスタムチップは最初の設計時にはかなりのコストがかかりますが、一度作れば非常に 低コストで複製できる部品です。 そう考えると、後から発売された「私はカードキャプター」のために新たなカスタム チップを設計するより、以前のものを流用したほうがコストがかからないことが予測 出来ます。 しかもこの場合、両方に共通の「レリーズ」の音源は人間の耳で聞き比べる限りでは 全く同じものです。 ここで、あとから発売された「私はカードキャプター」の回路部分は先に発売された 「杖」の回路の一部を使用しているのではないか、という仮説を立てることができます。 さて、この仮説が正しいかどうか、実際に分解して調べてみると・・・ 傾斜センサから出ているリード線のメインのプリント基板への接続箇所の端子に 「P1.0」と「S2」という名称がついています。 その他に「P1.1」という端子が未使用になっていることがわかります。 この「P1.1」こそが「汝のあるべき姿に戻れクロウカード」をしゃべらせる端子 だったりするわけです(笑) さて、傾斜センサも4方向対応型のようですし、傾ける向きによって違うセリフを しゃべるように改造してみましょう。 ただし、改造は個人の責任で行って下さい。 万一失敗しても、当方は一切責任を負いません。 また、メーカーへの問い合わせ等はご遠慮下さい。
まず、白い部分のネジ一本、金色の部分のネジ一本と 両側の「目」の部分を取り外します。 はめ込み式になっていますので、 隙間に精密ドライバなどを差し込んで外しましょう。 無理をすると目の外側を変形させてしまいますので慎重に。 |
「目」が外れたら、銀色のシールを剥がしましょう。 横の切り欠き部分からピンセット等で浮かせるとよいでしょう。 折り目などが付くと後で困るので丁寧に。 |
シールの下のネジ、両側各3本を外すと横のカバーが外れます。 中央付近に見える基板がメインの基板です。 この写真の奥側のカバーにはスピーカーが付いていますので、 外す時にはリード線を切らないように注意しましょう。 |
中央付近で緑色のリード線がつながっているのが傾斜センサです。 ネジ一本で押さえてあるだけなので簡単にはずれます。 |
傾斜センサ〜メイン基板の間に配線を一本追加します。 (写真中のオレンジ色のリード線) センサ側は、1方向だけ検出する場合には極性がないため、 緑色のリード線の配線に二通りのパターンが確認されています。 改造対象の実態に合わせて配線を行って下さい。 配線方法は下図に示します。 半田付けは短時間で行いましょう。 熱の加え過ぎは半導体や傾斜センサの劣化をまねきます。 |
正しく配線が完了すると、 前に倒すと「レリーズ」、後ろに倒すと「汝の・・・」と しゃべるようになります。 配線を間違えるとしゃべらなかったり、 横に傾けたときにしゃべったりします(笑) 元どおりに組み立てる前に動作確認をしておきましょう。 |