小金沢連嶺
湯ノ沢峠からハマイバ前迄は登りも下りも歩いたことがありますが、万は、石丸峠から小金沢連嶺を歩き、湯ノ沢峠からハマイバ前までを歩いてみたいと以前から思っていました。調べると上日川峠行のバスを使えば頑張ると歩けると思いました。が、このバスは大菩薩行のメイーンバスですので、紅葉・新緑・夏山と週末はものすごく混みます。10月は平日も運行がありますので、日がくれる前にハマイバ前に着けると思い行く事にしました。久し振りの小金沢連嶺なので楽しみです。
日時: 2024年10月15日 (曇)
晋 万
10月は上日川峠までのバスが平日もあるので、手前の小屋平から石丸峠に上がり、小金沢から湯ノ沢峠まで歩いて、ハマイバ前に下山する予定です。4:20起床。タタっと準備を済ませ 5:23に乗って出発。調布からの電車は半分くらい座っている感じで空いていた。多摩川を渡る付近で日の出。高尾から JR 6:30大月行に乗る。雲があるが晴れている。今週は 26-27度まで上がる予報で、この時期としては高いが、今年は異常だからね。大月付近は曇りで雲も低い。少し心配。大月で後ろから来る松本行に乗り、7:39甲斐大和着。甲斐大和は晴れている。
バス乗り場には 3人座って待っていた。我々の後、同じ電車の人が 10数人来る。バスは 7:45頃来た。行き先を聞かれ、小屋平と言うと前の方に座るよう言われた。8:02着の次の電車でも数人来た。バスは 8:10発。嵯峨塩鉱泉の先の林道で、日川尾根に行く人達かな?、2人降り、すずらん昆虫館前で、牛奥の雁ヶ腹摺山かな?、1人降りた。8:50小屋平着。下車したのは我々だけだった。
準備して 8:55出発。9:10上の林道。道標には右へ 250mとあるが 150m程で登り口。2008年には登山道が付け替えられたばかりで、登り口は裸地だったが今はちゃんと草が生えている。1750m付近からダケカンバが出てくるがシラカンバもまだある。綺麗な紅葉が 1本だけあった。9:25前方に団体が見えた、1800m付近。9:30 4人を抜く、万に路線バスかと聞いてきて、下りたのは我々のみと言うとホッとしている。少し先で 8人?程を抜く。一緒のグループかな?。9:35トラバースになる。緩い登りを行く。大菩薩湖がよく見える。前方の山は雲を被っている。富士山も雲の中。リンドウがあった。今日は日差しが無いので開いていない。最後は水平になり、石丸峠 1900mに到着した 9:45。
小金沢山の手前は苔が素敵な登山道
小金沢山に向かい、少し上がると牛ノ寝通りへの分岐 9:50。2.5万図の石丸峠はここだ。更に少し上がると天狗棚山 1957m 9:55、山名板がある。ここから膝丈の笹原の道だ。前方は薄いガスだが晴れない。70m位下って、小金沢山への登りになる。登りは苔が素晴らしい。濡れているので木の根や石で滑らないよう気を付ける。細尾根を登って 2000mになるとシャクナゲがある。もう山頂かと思ったが、さらに 300mある。山頂 2014m 10:45。富士山の見える山だが今日は曇りで景色は見えない。進んでいく方向もガスが掛かったり晴れたりだ。10:50出る。
下りは膝丈の笹原の道だが昔は背丈を越える笹だった。ところどころに紅葉があるが本格的な紅葉には半月から 1か月早いかな?。登り下りの少ない道を歩いて 11:25牛奥ノ雁ヶ腹摺山 1990m。天気が良ければ最高の景色だが今日は雲で駄目。ここからスズラン荘への道があり、道標があった。昼食にしようかと考えたが、寒いので、おにぎりを 1個食べるだけにした。食べ終えて 11:35出発。
黒岳の山頂は景色が見えない
少し下にヌタ場があり鹿の足跡があった。ここから鞍部までの下りは 100m。鞍部は小さい原っぱで 1890m 11:50。ここから又 100m上がる。おにぎりを 1個食べておいて良かった。1940mまで上がると平坦になり左へ曲がる。地図にはここに破線路が来ているが踏み跡は薄かった。左へ 100mで川胡桃沢ノ頭 1940m 12:05。山名板には 1901mとあるが間違い。少し行き 1965m手前で前方に登山者が見えた 12:10。追いついて 5-6分程はすぐ後ろを歩いたが、分かっていながら全く避けてくれる風がないので、晋がいらついて、声をかけて無理やり抜いた。緩く下って上がり 1960mあたりで、もう山頂かと思ったが、まだ小さい登り下りがある。黒岳の手前は苔の美しい場所だ。大峠への分岐を過ぎるとすぐ山頂 12:30 1987m。ここは一等三角点で標石は少し大きい。12:35出る。
下りに掛かるとちょっとした倒木帯。更に下るとシダの群落がある。50mほど下って登りにかかると登山者が降りて来た。上がって白谷の丸 1920m 12:45。昔、ここでテントを張った時は朝の富士山が素晴らしかった。今日は曇りで見えない。湯ノ沢峠まで 300m弱の下りだ。下って、少し上がって、右へ下る。前方の大倉高丸は雲の中だ。13:10湯ノ沢峠に到着。昼食の残りをここでと思っていたが、草が濡れていて良い場所がない。避難小屋に行くのも億劫なので、下ってから食べることにしてすぐ出発する。
すぐ下のお寺への分岐は、一昨年夏は踏み跡が不明瞭になっていたが今日ははっきり見えた。少し下るとマユミの木があり、ピンクの実が沢山なっていた。13:20沢筋に降り、沢に沿って 2-30m下ってロープが張ってあるところで沢を渡る。踏み跡が薄いところもあるがスズランテープが結構沢山あって助かる。13:25左下に割れた大岩が見え、少し先で左に下ると道標がある。13:40沢のところでコーヒー用に水を 2L汲んだ。道標のところで古い伐採林道を横切り、少し先で木橋 13:55。橋は、以前は半壊だったがなんとか渡れた。が、もう渡れない。下りて沢を渡る。渡ってからみると橋の 10m位下流に、渡る踏み跡が出来ていた。
頑張ってついに歩き切ったよ
渡って上がると鹿柵に沿って道がある。14:00古い林道に出た。左へ下る。14:10大峠に通じる林道真木小金沢線に出た。ここで残りの昼食を食べる。曇っているが風がないので寒くない。14:40出る。林道は時々車が来る。15:10恩賜林の説明看板。15:15テニス場跡。駐車場に車が停まっていた。15:30山の神。15:45ハマイバ前バス停に到着した。バスは 16:35なので歩くことにする。15:55 桑西バス停を過ぎる。少し行ったところで前から人が来たのでバスの自由乗降区間を聞くと福正寺前までとのこと。そこまではバスが来れば手を上げたらいい。更に歩く。16:20遊仙橋。途中ハマイバ前行のバスにすれ違う。16:30福正寺前バス停に到着。ここでバスを待つ。
バスは 16:42。ほぼ時間通りに来た。乗客は我々のみで貸し切り。17:00大月駅着。17:04の高尾行に乗れた。高尾から京王。この時間は新宿行きは各停のみで 17:51に乗る。北野、調布で乗り換える。19:00帰宅。
今日の最高点は小金沢山で 2014m。2000mを越えたのは久し振りで、ちゃんとした山に登ったという感じでした。小金沢山への登りは苔が多く綺麗で奥秩父を歩いている気分になります。天気は曇りでしたが雨の心配は無かったので良かったです。小屋平から湯ノ沢峠まで 4時間15分でした。若い頃に比べると時間がかかっていますが、それでも山渓の標準時間よりは早く歩けました。まだまだ歩けます。湯ノ沢峠から真木小金沢線に出るまでの道は昔に比べてテープが増えて安心できるようになりましたね。でも普通の登山道しか歩いたことのない人は、踏み跡が薄い所もあるので、注意が必要です。湯ノ沢峠からはハマイバ前まで食事時間を除いて正味 2時間でした。
久し振りに上日川峠行のバスに乗りました。バス停も駅の北側になり、バスも大型になっていました。我々が乗って行った電車からだいぶ乗りましたが、次のぎりぎりの電車できた人もあり、ほぼ満席になりましたが補助席無しで全員座ることが出来ました。