柱状節理の滝、清水の滝


昨年末、鳥手山に行った時に、K氏に、柱状節理の滝(今は六方の滝と名前がある)へ行きましょうと言いったのを万が覚えていました。天気も良さそうなのでK氏に声を掛けてみたら大丈夫とのことで行く事にしました。K氏からP氏も誘ってもらいました。六方の滝は晋も万も行ったことがあるので、他にも面白そうなところは無いかと探してみたら、近くに清水の滝という滝があって、ネットには、行く途中は藪がある、大きい滝だ、素晴らしい滝だ、等とあります。K氏の友人も「清水の滝もいいよ」と言っていたそうで、この二つの滝を回ることにしました。そろそろ花粉の時期だし、春一番の予報なので万はゴーグルです。
日時: 2021年2月4日(晴)
晋 万 K氏 P氏
5:58発で出る。新百合で小田原行に乗る。乗客は60-70%くらいかな。町田からほぼ満席になり、乗り降りあるがずっと満席。本厚木辺りで明るくなって来て、東海大学前辺りで日の出になった 6:50。山姿の人もいるが普段よりは少ないと思う。小田原 7:16着。Kさんが車を出してくれるので小田原駅の新幹線口で待ち合わせ。車で湯河原の幕山へ向かう。車内でおにぎりにした。

7:50幕山の駐車場に到着。土曜日から梅祭りだが今日は駐車無料。梅はちらほら程度だ。準備しトイレして 8:05出発。紅梅の方が早いので少し咲き始めている。アオジ、メジロがいる。舗装路を進んで橋を渡ると夫婦の梅の郷。しとどの窟分岐を過ぎて山の神 08:15。8:25大石ヶ平。幕山方面への分岐がある。進んで 8:35水道施設があり立入禁止。その右の山道を入る。少し進んで沢を渡ったところで上着を脱ぐ 8:40-45。8:55白銀林道に出た。やや左に行き道標の土肥大杉跡へ向かう。入り口はロープで止めてある。

9:05深沢。見ると木橋が落ちていた。清水の滝へはここから深沢沿いに入る。先に六方の滝(柱状節理の滝)に行ってから戻ってくるので、ここにリュックをデポすることにした。身軽になって出発。沢を渡って対岸を左へ上がっていく。9:20中尾沢入口。土肥大杉跡を指す道標があるが、土肥大杉へ向かって中尾沢を渡る道は不明瞭だ。我々は中尾沢の左岸に沿って踏み跡を辿り上流へ向かう。9:25右に滝(紫音の滝)が見え、正面に無名の滝が見える。紫音の滝には虹が出ていた。ここは沢が二つに分かれるところで、紫音の滝は右股、無名の滝は左股になる。六方の滝は右股にある。

六方の滝に到着
少し進んで無名の滝の右からロープで上がる。石が不安定で落石が怖いので一人づつ登らねばならない。上がって右へ行き、紫音の滝のすこし上流に出ると正面に六方の滝が見える 9:35。この滝は本当にきれいな滝だ。ちょっと時間が早くて三分の一くらいしか日が当たってなかったのでKさんとPさんは少し待つ。水量は少ない。我々は 9:50に下る。二人が降りてきて 10:00出発。紫音の滝の虹が綺麗だった。

10:10中尾沢入口まで戻った。さらに戻って 10:20深沢到着。リュックを取り出し、ちょっと休憩。晋は偵察。でも道は分からない。まあ藪だけど進んでみることにする。小田原城北工高ワンゲルの道標が立っている辺りから踏み跡かなぁと思う方向に入る 10:35。少し入って偵察の時に見た橙色の杭のところに出て、そこを登って進む。藪だねぇ。ずっとこの調子なら行きつけないなと思いながら、さらに 5分くらい、藪をかき分けて進んでいくと左側に踏み跡が出てきた。10:40スズランテープがあった。これで安心。行けそうだ。

薄いながら踏み跡が続く。岩の上にケルンがあった。赤黒の杭があったり、数は少ないがスズランテープがあったりして藪道は続く。10:50沢の二股。木にピンクのテープが二つ巻いてあるところで左に下りる。右股は涸れ沢で、本流は左股だ。涸れ沢を渡って本流の左岸に続く踏み跡を行く。少し悪くなって藪が出るが踏み跡ははっきりしている。左に沢を見ながら、沢沿いに付かず離れずの踏み跡だ。11:05右から沢が来る。奥にナメ滝が見えた。沢にワサビがある。本流の左岸にはワサビ田が続く。踏み跡は消えた。

まだ残っているワサビ田の跡
ワサビ田を辿って行けば良いのだが水が流れてビショビショするので右に上がる。踏み跡とも言えないが歩けるルートはある。右からはそこかしこに水が落ちてきている。11:10塩ビのパイプがあって小滝の前を通過する。ワサビ田が上がってきているようで、下ろうとしてもワサビ田の石垣があって下りにくい。どうやらワサビ田の上辺の少し上をトラバースしているようだ。濡れているがザクザクしていて滑らないので助かる。沢からはだいぶ上になったので、下れるところから下ることにした。真っすぐもまだ行けそうだが、晋が下りを偵察すると下れそう。皆を呼ぶ。沢まで下ると正面に清水の滝が見えた 11:15。

滝に向かって沢を上がる。大きな滝だ。11:20滝のすぐ下まで上がった。滝は真ん中に藪があって左右に分離している。水量は少なく、水は右側だけで、左側はちょろちょろだった。もう少し水が多い時期なら左側もしっかり水が流れて迫力ありそうだ。でも水が多い時期はここまで来るのが少し大変だね。なんとか到着出来て満足。しばし滝を見上げて 11:30下る。11:35沢から、もう一度滝を眺めて、帰りはワサビ田を通る。この方が安全だ。ちょっとビショビショするが水は浅いので問題ない。よくここまでワサビ田を作ったものだね。

11:40ナメ滝の見える沢に出た。ここからは踏み跡がある。11:50涸れ沢まで戻った。帰りは分かりやすい。来るときに比べてしっかりした踏み跡に見える。来るときに藪から出てきたところも真っすぐに下って 12:05入り口に戻った。入ったところとほぼ同じだが、入ってすぐ左寄りに行けば、もっと早く踏み跡に出られたのだった。ここからは良い道だ。12:15白銀林道に出た。ここで昼食にする。いつもより少し遅いがルートを確認しながらの藪道歩きで緊張したのでそんなに腹は減らなかった。食事中に一人林道を降りてきて大石ヶ平方面に向かって行った。

12:45食事を終え白銀林道を幕山に向かう。13:05舗装路になった。13:25幕山分岐。入るとすぐに大石ヶ平分岐。緩く上がって 13:35-45幕山山頂。一人先着。真鶴半島は少し霞んでいるがよく見えた。風が強いので海には白波が立っている。下りはルンルンの良い道。岩登りのゲレンデを右に見て 14:15梅林最高点。紅梅はちらほらだが白梅はほとんど咲いてない。それでも梅を見に来ている人々がいた。種類にもよるのだろうが満開の白梅も 1本あった。

14:20無事下山。整理して 14:35出発。15:10小田原駅まで送ってもらって到着。KさんPさんと別れて小田急へ。小田急は架線に何か引っかかったそうで成城学園までの折返し運転という。15:15発の急行も登戸行きになった。少し遅れて出発。電車の中でコーヒーと豆大福。本厚木付近で新宿行きに変更になった。新百合乗換。16:50帰宅


六方の滝(柱状節理の滝)は綺麗な滝です。2回目ですが良かった。清水の滝は途中が藪だという情報で行けるかどうか心配していましたが、入り口付近の藪を抜けると踏み跡がありました。最後のワサビ田の辺りは高巻きしましたが、ワサビ田を伝った方が安全です。滝は、ちょっと水量が少ない時期で迫力には欠けましたが立派な滝でした。とにかく行くのが大変なので行けて良かったです。