発端丈山


今年の初山行は、伊豆の山から富士山を見る事にしました。天気が良いと最高との事です。晋は青春18切符残り一枚で、海老名からJRに乗り、万は小田急で小田原まで行き小田原で合流の予定です。電車は晋が一本早く行くだけです。
日時 2008年1月19日
晋 万
5:00起床。まだまだ暗くて寒い。自宅で朝食を取り、晋は黒川 6:19発に乗っていく。万は黒川 6:30発に乗って出発。海老名は 2月3日から小田急駅改装で、小田急-海老名の JRとの連絡通路の閉鎖があるとの事だ。今日は物凄く寒い。茅ヶ崎乗換え東海道線は混んでいる。晋、二宮から座った。運が良かった。

万は小田原から乗ってきたが、入口が違っていたが座った。手を上げてお互いを確認。結構、中高年や老人の登山者や GOLF行きの人達が乗っている。三島で伊豆箱根鉄道に乗り換える。8:46発だが、万の切符が機械に挟まりなかなか取る事が出来ず心配になったが、どうにか取れて乗れた。万が小田急線に乗っていた人も結構乗っているといっている。何処に行くのかな?。

城山に向かいます
大仁駅 9:13着。我々の他に団体の人 10名下車。この人達より早く行かないとね。トイレをして 9:15出発。駅前には足湯がある。駅から城山が良く見える。こちらから見ると岩山で、ロッククライミングの練習に良いだろうね。民家の直ぐ裏には大きな断層があり柱状節理が曲がっているのが見える。まだ崖の工事をしている個所もある。子育地蔵の写真を撮り、登山道に向かう。

登山道付近には車が 7台駐車していた。城山-発端丈山はハイキングコースになっているので写真付きのコースタイムが書いてある。登って 5分くらいで、正面に石切り場跡。石を取った鑿の跡が、以前に見た大谷石の石切り場のように、良く見える。周りは竹林だが手入れがしてないので、ぐちゃぐちゃになっている。 竹が終わると、アオキが出てきた。この付近の山は常緑樹が多く暗い登山道。

登っていると、大岩壁が見えてきた。岩にはルートにボルトが打ってあるらしい。話し声が聞こえ登っているようだ。上がっているうちに登っている人達が見えてきた。10:10 テント場 ?。団体が休んでいるし、終わって出発している人達がいる。そのまま進む。10:15 山頂分岐。ここまで戻るが、リュックは持ったまま行く。

登山道は手入れがしてあり、よく歩かれた感じ。山頂近くになると岩が出てくる。12:25-30 城山山頂。我々のみ。富士山も葛城山良く見える。反対は箱根の山で景色が良くみえる。すぐに 2人来て、団体も続いているので、早々出る。10:40 分岐に戻り、葛城山に向かう。道は物凄く綺麗だが、植林地の中なので寒い寒い。10:50 林道に出る。ここにも車が数台止まっていた。

階段を上がって行く。道は綺麗。暫くすると、神島山岳会の道標が出てくる。11:00 出払いという場所。11:05 神島小富士 (297M) が良く見える。山を回りこんでいる感じになってきて、山頂に行けるのか一寸心配になってきた頃に、葛城山北背面登山道という看板があった。ここから登る事にする。この登山道は、道は急だし、あまり良くない。テープが無ければなかなか分からない感じで、気をつけながら登る。下山の時は物凄く注意が必要だろう。

葛城山から富士山
11:20 吹流しの立つパラグライダーの出発点に着いた。ルンルン気分どころではない登山道だった。汗びっしょりかいた。さえずりの丘という展望台のあるところを過ぎて、葛城山の山頂に向かう事にする。枕木の木道を葛城山へ向かっているとパラグライダーの人達とすれ違う。結構する人が多いのだ。鞍部から葛城山に向かう場所に、発端丈山への登山道があった。これを下るのが一般道だ。

11:30 葛城山山頂着。今日の最高点だ。富士山は雲が被っている。海が良く見えて美しい。風が無くて気持ちが良く暖かい。昼食にする事にして、ハイキングコース入口の場所で食事。ぽかぽかで暖かい。食事中に、城山を登山中出会った人達も、我々と同じコースを上がってきた。12:10出る。こちらの道は物凄く綺麗。

ぐんぐん下っていく。下る途中で城山の山頂で、一緒になった女性二人組の人達が登ってくるので出会った。12:20 林道着。19人の団体の人達が登り始めていた。我々は発端丈に向かう。暫くは林道を歩く。12:25林道から道標にしたがって、登山道に入る。登っていくと、12:35城山分岐。ここは鶯谷という場所。林道から先は、両脇は又植林地になる。開けた場所に出たら、益山寺分岐 12:50。

大きな楓があるそうなので、行ってみる事にする。12:55益山寺。 本堂前に大楓と大銀杏。楓は根回り 5.46M、目通り 4.05M、樹齢 850年の大楓。その左に大銀杏、目通り 5.3M。今日は達磨市の様で、参拝者が沢山きていた。13:05 出て、発端丈に向かう。益山寺分岐からの登山道は、右に桜の木が多く桜のシーズンは綺麗だろうな ?。13:25 発端丈山着。団体が居る。少しもやっているが、富士山が見えた。左手には南アも薄ぼんやり見える。赤石付近から右には白根三山まで。少し待っていると、富士山山頂付近の雲がなくなって、山頂が見えた。良かった良かった。葛城山の方ではパラグライダーが飛んでいた。

団体さんが出て行ったので、少し待って 13:35出る。三津北方面に行く。長浜口方面の分岐を見送ってさらに北へ。途中、富士山のビューポイントがある。ここからは海からの富士が見えた。美しい。満足。長浜・三津の海岸も良く見える。14:05峠。三津北口の看板がある。更に進むと少し上がって、左へ下がってゆくので、峠に戻って東へ下る 14:10。ここには道標が無いが、踏み跡がある。最後は植林地になり、14:20 川沿いの林道に出た。この林道を上がると、葛城山と発端丈山の間で益山寺分岐のところに出る。ここには無断に山に入るなという看板があった。

林道を下っていくと道の分岐に明和 6年の供養塔を兼ねた道標 14:25。同じ場所に蛍の看板がある。付近は天然の源氏蛍の生息地だ。季節には車が沢山くるらしく、蛍を見るときの注意など書いてあった。田京駅が一番近いのでここから乗る事にして、そちらに向かう。途中、葛城山に行くゴンドラの下を通過する。歩いていたら、駒形古墳の案内があったので行ってみた。前方後円墳らしいが前方部はゲートボール場になっているところらしい。狩野川に出て、付近に磨崖仏がある筈なのでちょっと偵察の寄り道する。寒くなってきたので上着を着た。磨崖仏はよく分からず 15:10戻る。

狩野川台風の時ここまで水がきたのだね
狩野川を渡り、昭和 33年の狩野川台風の供養塔 15:25。狩野川台風の洪水水位の標あり。すごく高い。そういえば、秩父の寛保洪水の水位標は、もっと驚くような高い場所にあった。その先の神社に楠の大木があった。樹形が美しい。15:30 田京駅着。直ぐに上り電車が来た 15:33発だった。三島大社に寄って帰る事にして、15:55 三島田町下車。ここから歩いて三島大社に向かう。まだまだお参りの人が多い 16:15。大社には天然記念物のきんもくせいがあるのだ。根回り 3M。大きな木。樹齢 1200年とか。これからも元気でいて欲しいものだ。

お参りが終わって、駅に行く 16:50。16:45発は出たばかりで次は 17:11発。ホームに上がり、おやつを食べる。熱海で快速に乗り換える。万は来た時と同じで、小田原で下車し小田急に乗り換える。新百合丘で待ち合わせる事にした。晋は、茅ヶ崎 18:13着、茅ヶ崎 18:20発に乗り、海老名 18:50着、海老名 18:58発に乗り、新百合 19:25着。万は少し前に着いた。小田原から相模大野に行きに乗り、相模大野から各停に乗ったのだ。栗平で下車し、夕食を食べて帰宅する。20:30自宅着。

天気予報ではカンピカとの事で、富士山がばっちりと思っていました。が、一寸はずれて、やや靄っていましたが、発端丈山からもちゃんと見えました。寒いともっと綺麗かもしれませんが、見えたのですから良かったです。寒くも無く非常に暖かかったです。意外に早くいけますので、また伊豆の山に行きたいです。