金時山


天気が悪かったり、用事があったりしてなかなか山に行くことが出来ません。特に7月に入ってからは梅雨に戻ったかのようで雨が続きましたし、夕方から雨の予報が多かったです。久しぶりに晴れの予報が 2日あり、今日は晴を信じて金時山にヤマユリを見に行くことにしました。2年前に行った時は直前の大雨の為、金時山への最後の急登は、グタグタに壊れていましたが、崩壊地の脇を通ったりして何とか上がりました。今どうなっているか、それをチェックするのも目的のひとつです。矢倉沢峠下のトンネル出口付近に大きな駐車場が出来たので、ここからの登山者が増えているようです。6月30日以来の山行です。
日時: 2022年7月20日(雲の多い晴)
晋 万
5:26に乗って出る。新百合から各停の伊勢原行きに乗り換える 5:40。以前は伊勢原から乗り換えの小田原行があったが、今は無い。後から来た小田原行を待つ。急行は結構乗っていて晋は少し立ったが座れた。新松田 6:45着。JR松田駅発 6:50の御殿場線に乗り換える。松田駅から見える富士山は雪がない。足柄駅 7:15着。高校生が沢山降りた。我々は交流センターで朝食を食べ 7:40出発。もう暑い。

線路沿いに南へ向かう。この時期には竹之下地蔵尊大祭の面白いデザインのポスターが貼られているのだが、今年は 8月23・24日らしいので、まだ少し早いかな?無かった。1kmほど進んでゴルフ場の方へ左折する 7:55。線路を越えて上がっていくと円通寺。ヤマユリが満開だ。お寺は少し高いところにあるのだが、そこまでの斜面がヤマユリで埋まっている。香りもすごい。お寺を通り過ぎ 8:05足柄神社。ここのヤマユリはまだ 1-2分咲だ。神社を過ぎて上がると田んぼのある所になる。一番手前はキャンプ場になっている。田の周囲は獣除けの電線が巡らしてあるが、休耕の田も多い。8:15ゴルフ場の駐車場のところ。ここから右へ沢沿いに入って行く。日陰で涼しい。

8:30浅間塚。8:35スケルトン堰堤。左へ上がる。8:40 32号鉄塔への登り口を通過。すぐ小崩壊地で、以前に来た時にはここが通行止めの崩壊地かと思ったのだが、もう草が生えている。少し先で山道になり 8:45直進する沢沿い道を分けて左へ上がる。バ イ クの跡がある。登って尾根筋に出て右へすぐに林道に出た 8:55。横切って登り、少し上がって平坦になると猪鼻神社下之宮分岐。タマゴタケがあったので採る。時期的には早いので今日はこの一本しか見つからなかった。9:10左に大きな松がある 720mくらい。9:30ブナ 840mくらい。すぐ上に赤ペンキで矢印のあるミズナラの枯れ木。この辺りからだんだん登りになる。9:55足柄峠からの登山道と出会う。お茶を飲み飴を食べて一休み。汗びっしょりだ。一人降りてきた。10:05出発。ヒグラシが鳴く。

岩を登って山頂へ
鳥居をくぐり、最初の梯子を登ると尾根筋の道が分岐する。そのまま登山道を行っても行けそうだが、ここから尾根道を登ることにした。岩のある道だがロープもあるし、しっかりした道だ。古いロープもあるので昔からある道らしい。シモツケソウが咲いている。少し上がると登山道から上がってくる踏み跡と合流する。登山道からは崩壊地の下からここに上がって来れる。2020年に登った時はそのまま崩壊地の脇を登ったのだった。尾根道をさらに少し上がると脚立を広げた梯子がある。その先で右に踏み跡があり登山道に戻れるが、我々はさらに少し尾根を行き 5番目の梯子(辰)のすこし下で登山道に合流した 10:20。あとは登山道を登る。富士山は雲が掛かって来ていた。10:25ベンチのところ、頂上まで 10分の標識あり。

更に 3つの梯子を登り 10:35金時山山頂到着 1212m。金太郎茶屋は開いていたが金時茶屋はまだ開いてない。ヤマユリのある場所に行ってみたがまだ咲いていなかった。1週間くらい先かな?。ギボウシ、ヤマホタルブクロが咲いていた。シモツケソウは盛りだがシモツケの花はほぼ終り。10:50矢倉沢峠に向かって出発。5分くらい下ると 2m程の小崖があり、以前は子供達が苦労していたのだが今は横に階段が出来ていた。金時トンネルの駐車場から簡単に上がって来れるようになったので、道が整備されたのだろう。他にも泥濘だったところが綺麗になったりしている。11:05金時(公時)神社分岐。ここのヤマユリもまだ咲いていない。更に下ると咲いているヤマユリが少しだがあった。11:15ベンチがあるところまで下った、950mくらい。このまま矢倉沢峠まで下っても明神迄行く元気はないので仙石に下ることになる。それだと少し歩き足りないと思うし、まだ元気もあるので山頂に戻って、登って来た道を戻ることにした。

ヤマユリはまだまだ
戻り始めるとすぐ右の草むらにカ キ ラ ンが咲いていた。この山域にあるのは知っているが咲いているのを見たのは久しぶりだ。盗掘で減っているらしい。下りでは見落としていたので、戻らなかったら見れなかったのだ。11:35 1020mくらいの、ちょっと岩のある裸地になっているところで昼食にする。日が差したりもして暑いが雲が多いので大丈夫だ。岩に座ると岩が熱いので立ったり座ったりしながら食べる。12:10出る。すぐ金時神社分岐。少し上でソウシチョウが鳴いていた。くちばしが赤くて綺麗な鳥だ。12:35山頂。昼時だが意外に登山者は多くない。金時茶屋も開いていた。お茶だけ飲んで 12:40下山開始。

12:45ベンチのところ。12:50尾根道との分岐。尾根を行かずに左へ下ったが、崩壊地の上を少し下る。崩壊地の脇を下るルートは止めてあり、すぐ又尾根に戻った。しばし尾根。脚立の梯子の下で尾根から外れて左へ踏み跡を下ることにした 12:55。崩壊地の下で登山道に合流。一人上がって来て、心配そうな感じだったので、道はしっかりしているから大丈夫と言う。ひっくり返っている 2番の梯子を左に見て、13:00登りで使った尾根道への分岐。すぐ 1番の梯子。鳥居をくぐって、13:05足柄駅分岐。足柄峠に行くと長くなりそうなので、来た道を足柄駅へ下ることにした。13:25矢印の木。13:45猪鼻神社下之宮分岐。下之宮方向に下ってみることにした。少し下ると林道に出る。神社も祠も無い。下之宮ってどこかな?。林道を、登ってきた尾根方向に戻り、駅へ向かう。すぐスケルトン堰堤への分岐があるが、鉄塔経由ゴルフ場方向に尾根を進むことにした。

14:00鉄塔。四等三角点 624.4m。ここからは舗装路になる。下りで、路面に苔が生えていて滑るので注意して下る。鉄塔からゴルフ場はすぐと思っていたが結構あった。最後は道路が滑るので、林の中を下った。ゴルフ場の外周道路に出て左へ行くと駐車場の横に出た 14:15。足柄神社を過ぎて下ると円通寺 14:35。お寺に上がってみた。ヤマユリが沢山、満開で花も香りもすごかった。石段の参道を下り、下からもヤマユリを見上げた。14:45駅への道に出て右折、約 1kmで足柄駅に到着 14:55。トイレで体を拭いて着替えし、交流センター(隈研吾設計)で少し休憩、冷房もある。

15:20に乗る。松田/新松田で乗り換え。新百合で乗り換え。17:15帰宅。


平日の山行でしたが、金時山は結構登山者がいました。足柄の円通寺のヤマユリは満開で大満足でした。山頂からは矢倉沢峠まで下ってからその先を考えようと思っていましたが、下山中に咲いているヤマユリも見て一応満足したし、峠から仙石に下ってしまうのはちょっと物足りないと思い、950m付近から金時山まで登り返しました。下山は足柄峠経由を考えていましたが、分岐迄来て道標を見ると、足柄峠までは結構距離があります。結局、登ってきた道を下ることにして、往復登山になりました。岩田さんのカラフルな道標は、朽ちてほとんど見当たらなかったです。猪鼻神社下之宮は前からどこだろうと思っていたのですが、帰ってからひょっとしてと思って浅間塚をネットでみると「公時神社跡・猪鼻神社下之宮」だそうで、やっと分かりました。